著者:「将棋世界」編集部
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常々、矢倉の▲4六銀と出た手に対しては△4五歩と突いてみたいと思っていた。しかし、後手番で矢倉を受けたとしても▲4六銀の局面になるとは限らないし、角換わりや相掛かりはどうですか?と注文をつけられたときに、矢倉しか受けられないんですよ、では正直悔しい。その頃、後手番では横歩取りばかり指していた私だが、いつ何時でも2手目に△8四歩を突けるようにと準備を始めた。そして2年前の平成25年の6月、遂に△4五歩を突いて結果勝つことができた。私自身この作戦では、4勝1敗1千日手という成績を残している。初めは私だけが使う作戦だったが、昨年くらいから私以外の皆さんも採用することが多くなり、そして私が思いつかない手や構想も現れて、この作戦は進歩を遂げた。△4五歩と突いて即有利というわけではないが、攻め合いの展開に持ち込んで互角に戦えればいいということだ。どなたの新手かは、あえて伏せることにした。人ではない新手もあったので。(はしがきより)

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