著者:河合正弘
ページ数:66
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8兆ドル(約960兆円)もの資金需要が生じるとされるアジアのインフラ整備。世界銀行やアジア開発銀行(ADB)ではとてもその需要を賄うことができず、不満を持った中国が主体となってアジアインフラ投資銀行(AIIB)が設立された。欧州が続々と加盟を決めていく中、日本はどうするべきなのか。AIIBの真実とは――。【WedgeセレクションNo.46】
<目次>
中国が主導する「アジアインフラ投資銀行」
ビジョンもガバナンスもなき実態
河合正弘(東京大学公共政策大学院特任教授)
中国の勢力圏拡大の手段になりうる
アジアインフラ投資銀行
梅原直樹(国際通貨研究所 開発経済調査部 上席研究員)
中国「ばらまき外交」の限界
経済悪化が深刻なベネズエラを教訓に
岡崎研究所
AIIBに対する米国の賢明な選択
日米が足並みを乱さないことが肝要
岡崎研究所
台湾の拙速なAIIB参加表明
岡崎研究所
効果に乏しい欧米の対露制裁 拍車をかける中国
中国主導のAIIBに参加するロシア
廣瀬陽子(慶應義塾大学総合政策学部准教授)
マクロ経済から見たAIIB支持論の落とし穴
岡崎研究所
ブレトンウッズ体制に挑戦する中国
AIIBの次は“中国版IMF”設立か
文・Wedge編集部(伊藤 悟、今野大一) 談・加藤隆俊、篠原尚之 写真・小平尚典
[イントロダクション]
「覇権国アメリカ」の原点ブレトンウッズ体制
[インタビュー1]
存在感高まる人民元 中国が繰り出すAIIBの「次の一手」
[インタビュー2]
IMF改革が進まぬ理由 加速するか「アメリカ外し」
※この電子書籍は、月刊『Wedge』2014年1月号、2015年6月号に掲載された特集記事とウェブマガジン『WEDGE Infinity』で2014年11月から2015年4月に掲載された記事を一部編集しています。記事中の事実関係、データ、肩書き等はすべて掲載当時のものです。
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