著者:山田剛士
ページ数:43

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継続してFX投資で利益を上げるためには、
「損切りこそが王道であり、両建てなど邪道だ」
とする説が根強く存在します。

両建て否定論者は勝ち誇ったようにこう強弁します。

「両建てはスプレッド分の手数料がかかり、証拠金が二倍必要となる。
 マイナススワップとなり、損失が生じるなど経済合理性がない」

・・・と。

それはたしかに一端の事実ではあります。
でも、本当にそうなんでしょうか?

更には、こんな某掲示板にてこんな意見もありました。

「ツナギ売る=両建ては、難しいとういより面倒くさいです。
 同じ通貨で両方見て成り立つように売買するのできめ細やかな配慮が必要です。」

ふむ、きめ細やかな配慮ですか。
正直、そんなの一切要らないんですけど?

ややもすると、両建ては意味もなく複雑で、非効率にも思えることでしょう。
ですが、コスト面ばかりを言い募る論者には見えていない側面も存在します。

本書では、代表的な両建て否定論を取り上げつつ、
「コスト的に不利なのに、じゃあなんで両建てなんかするの?」
という素朴な疑問に実例を交えつつ回答します。

▼目次:

 両建て否定論者に酷評されているらしい
 コスト面での否定はあるが、メンタル面での議論は皆無
 損切りか、両建てかは概ねフィーリングで決まる
 某掲示板での両建てに関する会話
 2014年4月、投資意欲が著しく減退した件
 「損切りしないで、持ち続ける」と大損するのか検証してみた
 「持ち続けること」と「損切り不要」は両立するか?
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