【無料で読める】世界のEMOJIへ: 絵文字の成り立ちとグローバルな展開 (Kindle Single)

「いまさらなんで？」と首をかしげる日本人も少なくないかもしれないが、海外では絵文字が大ブーム。嬉し泣きの顔文字が、英オックスフォード辞典の「2015年を象徴する英語」に選出されたほどだ。日本で生まれた絵文字は、今やは海外で新聞紙上を賑わし、大手企業の経営戦略に影響を与え、ついには国際経済紛争の火種にさえなっている。日本の絵文字は世界のemojiとなり、デジタルコミュニケーションには欠かせないツールとなった。　

日本のポップカルチャーに造詣が深いアメリカ人著者が、絵文字のルーツや歴史を紐解きながら現在の爆発的な人気を紹介。最初は海外向けとした英語による洋本作成としてスタートさせたが、書きすすめていけばいくほど、emojiが持つ実に豊かな国際性を実感し、ぜひ日本の読者とも共有したいと思いいたり、この日本語版を先行させた。絵文字は小さくてシンプルなツールだけれど、その後ろにある国境を越えた大きな世界を感じとっていただきたい。クールジャパンはアニメや漫画だけではない。絵文字も実はスゴいのである。

著者について
Matt Alt（マット アルト） 1973年、米国のワシントンDC生まれ。ウィスコンシン州立大学にて日本語を専攻し、卒業。アメリカ合衆国特許商標庁にて翻訳家として勤務、退職。 平成15年1月株式会社アルトジャパン取締役副社長に就任。〈ザ・ニューヨーカー〉〈Slate〉〈Wired〉〈ディスカバリーチャンネル マガジン〉〈フィギュア王〉などに執筆。NHKワールドの番組、〈Japanology Plus〉のナビゲーターとしてテレビ出演もしている。