著者:加藤美侖
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加藤美侖 著 (朝香屋書店, 1923)

【目次】

 比較宗教 世界の宗教を観る

 序

 一 はしがき

   人間の住む所宗教あり
   組織的宗教と原始宗教
   世界の諸宗教

 二 儒教と道教―孔子学と老子学―

   宗祖としての孔子
   孔子を祭る
   儒教は時代の反動
   孔子の理想国
   拝天の礼と祖先崇拝
   礼の宗教
   宗教としての孔子教
   儒教に培われた支那
   儒教の批評
   孔子をひやかした老子
   思想家としての老孔
   老子の失敗
   宗教としての道教
   支那に来た仏教
   キリスト教の入りにくい支那

 三 インド教―ベーダ文学とバラモン教―

   祖国を追われた仏教
   アリアン人種の文明と宗教
   複雑雑多なインド教
   ベーダ文学
   万有主宰の神の思想
   インド教の三神
   インド教発達の段階
   インド教と階級制度
   再生の人と動物的人
   汎神的な厭世教
   宗教好きのインド人

 四 釈迦の仏教―開祖物語と仏教の眼目―

   仏教を一口にいうと
   釈迦の仏教と発達仏教
   難行苦行の釈迦
   転迷開悟の境
   単純な真理
   滅欲と因果の則
   仏教の特色たる涅槃境
   釈迦の僧侶団と民衆訓
   釈迦の感化力
   釈迦の伝道生活
   釈迦の往生
   仏教の説教の記録
   三蔵
   大蔵経
   偶像崇拝化せる仏教
   仏教と無神教
   キリスト教側からの仏教評
   民衆教としての仏教
   仏教は厭世教か

 五 ユダヤ人とキリスト教―イエスキリストの宗教―

   イスラエル民族の文明
   預言者の群
   預言者の言葉
   救世主に関する思想
   一神教のユダヤ教
   ユダヤ民族の排外思想
   旧約聖書の話
   ユダヤ教の上に立てるイエス
   キリスト教最初の団体
   パウロから宗教改革まで
   キリストの中心思想
   キリストと自然
   神の子イエス
   イエスの洞見と確信

 六 マホメット教―不思議なる回教の力―

   史上の不思議
   マホメットを生んだ土地と時代
   荒野の宗教
   試練時代のマホメット
   神政国の主宰者とマホメット
   剣を握れるマホメット
   コーラン経とその中心思想

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