著者:西田宗千佳
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本電子書籍は、メールマガジン「小寺・西田の『マンデーランチビュッフェ』の人気連載コーナーである「対談」を、人物毎にまとめてお届けするシリーズ。

本書は、2020年2月3日 Vol.036から3月2日 Vol.040まで5回に分けて掲載された、GOROmanこと近藤義仁さんを迎えての対談である。基本的な内容については、1本にまとめるための編集に必要な部分を除き、メルマガ掲載時のものに基づいている。

今回より対談の新シリーズをスタートする。お相手は「GOROman」こと、XVI・代表取締役社長の近藤義仁さんだ。本対談内ではGOROmanさん、で通すことにする。GOROmanさんは元ゲーム開発者で、現在は会社経営者。XVIはVR関連の事業を多く手がけている。GOROmanさんは、2014年から2016年末までFacebookに(自分の会社が別にあるのに)入社し、VR HMDである「Oculus Rift」の日本市場投入に尽力した人物であり、「日本におけるVRのキーパーソン」のひとりだ。その関係もあり、西田はよく取材にもうかがう。2018年4月に発売された彼の本「ミライのつくり方2020―2045 僕がVRに賭けるわけ」も、私が彼を取材し、まとめる形で作られた。

「じゃあVRの話ですか」と言われると、そうではない。今回の対談では、VRの話はほとんどしていない。なにが題材かというと、「ガジェットを買う」という行為についてだ。

GOROmanさんはガジェットマニアである。私もそうだ。日常的に、色々な最新ガジェットを買っては試している。またGOROmanさんの場合には、最新のものだけでなく、1980年代のPCなども集めている。

物欲、といってしまえばそれまでだが、その言葉から感じるものと、実情はちょっと違うのだ。実際、VRへの取り組みも、発端はクラウドファンディングで「新しいガジェットを見つけた」ことから始まっている。

「ガジェットを買う」ということはどういう意味を持っているのか。それがビジネスや発想にどう結びつくのかを聞いた。

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