著者:片上 大輔
ページ数:236
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現代振り飛車の進化と仕組みを解き明かす
本書は振り飛車の中でも特殊な角交換振り飛車と相振り飛車の「新手」「新構想」を、歴史的な背景とともに解説した総合定跡書です。
角交換振り飛車の章は「基本の3三銀型」「技の3三桂型」「振り飛車の新構想」の3つに分類し、体系的に学べる仕組みとなっています。
相振り飛車の章は菅井流や里見流などプロも驚く斬新な指し方や構想が多く登場しています。著者も「ソフトの影響があらゆる方面に及び、多くの戦型で研究合戦が繰り広げられる中、相振り飛車は指す人の個性や自由が守られた最後のユートピア」と、表現しています。
本書で紹介する「新手」「新構想」は通常の振り飛車でも応用できるものばかりです。振り飛車党珠玉の一冊と言えるでしょう。
●目次
第1章 角交換振り飛車(前編)基本の3三銀型
テーマ1 逆棒銀
テーマ2 藤井新手△3一金
テーマ3 ダイレクト向かい飛車
第2章 角交換振り飛車(後編)技の3三桂型
テーマ1 2手目3二飛戦法
テーマ2 3二飛戦法リターンズ
テーマ3 3三角戦法
テーマ4 角交換振り飛車封じ
第3章 角交換振り飛車(応用編)
テーマ1 玉頭位取り
テーマ2 筋違い角
テーマ3 地下鉄飛車
テーマ4 3三金型三間飛車
第4章 相振り飛車
テーマ1 向かい飛車VS三間飛車(1)菅井流
テーマ2 向かい飛車VS三間飛車(2)里見流
テーマ3 相三間飛車(1)一手損角換わり
テーマ4 相三間飛車(2)相金無双
テーマ5 中飛車VS三間飛車
●著者
片上大輔(かたがみ・だいすけ)
1981年8月28日生まれ 広島県広島市出身
1993年6級で森信雄七段門
2004年 四段
2018年 七段
東京大学在学中にプロデビュー。東大卒の棋士は史上初。
2013年から日本将棋連盟理事。
2015年~ 2017年、日本将棋連盟常務理事を務める。
居飛車・振り飛車ともに指しこなすオールラウンダー。
著書に「令和新手白書 振り飛車編」「将棋 平成新手白書 居飛車編」「3手1組プロの技」(マイナビ出版)がある。
趣味はバッグギャモンで、国内主要タイトルの一つである王位戦では2度の優勝経験を持つ(2005年・2018年)。
ブログ「daichanの小部屋」http://shogi-daichan.com/
twitter@shogidaichan
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