著者:尾形 紘一
ページ数:46
¥315 → ¥0
本書では最近、話題となっているDeFiに関する基本知識に加え、どのようなサービスがあるのか、DeFiの将来性について解説していきます。
まずなぜDeFiに関する解説を執筆したのかといいますと、DeFiの概念は確実に将来の世界を豊かにすると思っているからです。
しかし問題が1つあります。
日本におけるDeFiの認知度が低すぎるということです。
ただでさえ日本は、他の先進国と比べてもマネーリテラシーが低いことで知られていますが、DeFiに至っては更に認知度は低いでしょう。
まずDeFiを理解する上で、最低限知っておきたいことが3つあります。
1つ目が仮想通貨全体の知識です。
今後DeFiを活用していくには、基本となる仮想通貨の知識が必須になります。
本書では仮想通貨についても解説していますので、まだ仮想通貨についてよくわからない方は第1章でおさえておきましょう。
次に2つ目がイーサリアムについてです。
仮想通貨には様々な種類がありますが、どれがこれから値上がりするのかという投機目的で仮想通貨を選択するのはナンセンスです。
基本的に開発者がどのような世の中にしたいかという思想が色濃く反映しているのです。
最後に3つ目が通貨を取り巻く環境への理解です。
まずみなさんは通貨が持つ3つの機能を知っているでしょうか?
まず1つ目が価値の保存機能です。
価値の保存機能とは今日持っている通貨が明日も名目的には同じ価値を持っているということです。
次に2つ目が交換機能です。
交換機能とはあなたが持っている通貨と、取引相手が持っている商品やサービスなどの財を交換できるという機能です。
最後に3つ目が価値尺度の機能です。
価値尺度の機能とはその価値の大小を測るために、通貨の大小を用いるということです。
そして私たち日本人が住んでいる日本の経済体制は資本主義社会です。
資本主義に関する基本的な知識を有していることが望ましいです。
資本主義を理解しているかどうかを確かめる1つの質問をさせて頂きます。
「株式会社は誰のために事業活動を行っているでしょうか?」
正解は消費者に良質な商品を提供し、より良い社会やより良い環境を作り、従業員の生活を守るためではありません。
株主の利益を最大化するためです。
つまり経営者は株価を上げるために事業を行います。
あまり受け入れたくない現実ですが、このシステムで世界は進歩してきたのです。
それを加速させるのか減速させるのかこのせめぎ合いのまっただ中に仮想通貨が存在し、DeFiも存在しているのです。
どんな社会にしたいのか。
それを実現するためにDeFiは味方になるのか、それとも敵になるのか、是非確かめてみてください。
【本書はこんな方にオススメ】
・仮想通貨についてよくわからない方
・DeFiの基本や仕組みについて学習したい方
・DeFiに興味をお持ちの方
・暗号資産についてもっと知りたい方
・仮想通貨で資産運用したい方
・先進的金融システムを知っておきたい方
【本書の構成】
第1章 仮想通貨の基本
・そもそも通貨とは
・仮想通貨とは
・仮想通貨のメリット・デメリット
第2章 DeFiの基本
・DeFiとは
・イーサリアムって何?
・日本におけるDeFiの現状
第3章 DeFiにはどんなサービスがあるの?
・分散型取引所
・レンディングプラットフォーム
・Wrapped Bitcoin(WBTC)
・予測市場
第4章 DeFiの将来性
・希望はある
・DeFiサービス開発者からの観点
・一般ユーザーからの観点
第1章では、DeFiの説明に入る前に仮想通貨の基本について解説しています。
仮想通貨について、まだ曖昧な方はここでおさらいをしておきましょう。
第2章ではDeFiの基本として、「そもそもDeFiとは何か?」「DeFiがどういったシステムなのか」などを解説していきます。
DeFiを活用する上で知っておくべき「ブロックチェーン」「イーサリアム」なども説明しながら、DeFiの概要を説明しています。
第3章ではDeFiで利用できるサービスを紹介しています。
「分散型取引所」「レンディングプラットフォーム」「Wrapped Bitcoin(WBTC)」「予測市場」のそれぞれの特徴を解説していきます。
第4章ではDiFiの将来性について深掘りしていきます。
日本ではまだまだ認知度が低いDeFiですが、今後どのように広まっていくと考えられるのか「期待できるポイント」「今後の課題」を交えて解説していきます。
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