著者:田中 真一
¥330¥0

FX に限らず、「投資に聖杯はない。」よく言われる事です。

とっかえひっかえ勝てる手法探しをする旅路のことを「聖杯探し」などと言ったりもします。

恥ずかしながら私も、長い聖杯探しの旅に出た経験があります・笑

そして長い長い旅路(というより迷走でしょうか)の末に、その言葉の意味を思い知ることとなりました。

一方で、みなさんこんな言葉を聞いたことはありませんでしょうか?

「資金力があれば別だけどね。」とか

「投資は資金力がものを言う。資金力がある人が有利。」

という言葉です。

これは一体どういう意味なのでしょうか?

私も数々の手法・システムを検証してきましたが、条件つきながらある程度聖杯に近いものというのは、いくつか発見しました。

ただ、それらは利率(投資資金に対する儲け金額)が低いこと、そしてある程度大きな投資金額が必要になるという性質がありました。

また、ある程度長期に渡って運用し「時間を味方につける」という事も必要になって来ます。

それらを考慮すると決して簡単なことではないのですし、この本のやり方を単純にそのまま実践することは非推奨とさせて頂きます・笑

しかし、FXやその他投資・投機を志す上で、いつもとは少し違う視点で相場を見ることができるというのは、皆さんの普段のトレードに少しは役に立つかもしれないと考えました。

みなさんのトレードスタイルの構築のヒント(反面教師的なご利用の仕方でも構いません。)になれば嬉しく思います。

【本書の内容・もくじ】

はじめに
聖杯を探す旅:相場の性質を考える
相場の性質 その1:未来は予測できない
相場の性質 その2:値動きがある
相場の性質 その3:波のようにうねり、戻りながら動く
相場の性質 その4:ボラティリティーは伸縮と拡大を繰り返す
聖杯的な手法:その1
【トラリピ的な無限ナンピンは通用するのか?】
【実際の過去のドル円データで検証した結果】
聖杯的な手法:その2
【ドル円での検証結果】
【この方法のデメリット】
聖杯的な手法:その3
【ハーフ&ハーフはどうなのか?】
【ドル円・ハーフ&ハーフの検証結果】
【ハーフ&ハーフの検証その2】
【手法1/ 2 / 3:あえて選ぶならどれ?】
聖杯的な手法のまとめ
【実際の運用への対策】
【対策1:ポジションの操作で含み損を減らす。】
【対策2:他のシステム・手法と組み合わせる】
【対策3:オプションのコール or プットの買いを使ってヘッジする】
【実運用への対策の注意点と痛い現実の話】
あとがき

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