著者:Zizi
ページ数:89
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この「島」の定義だが、オーストラリア大陸より小さな陸地を「島」と呼んでいる。
その意味においては、日本を構成する陸地はすべて「島」ということになる。
日本は島国と言われるが、周囲が100m以上ある離島だけでも約6,800島ある。
これは有人島や無人島のすべてを引っくるめた数字だ。
これらの中には日本の「国境離島」と呼ばれる島が500以上ある。平成29年4月1日には「有人国境離島法」が施工され、148の島が「有人国境離島地域」に指定された。
今回ピックアップするのは国境離島の一つであり、日本海最大の島である新潟県の佐渡島。
二つの島が繋がってできたこの「金の島」は、「食事」「自然」「文化」そのすべてを兼ね備えている唯一無二の島だ。
離島であるにもかかわらず離島だということを忘れてしまうほどの便利な環境、豊かな自然と豊かな水産物と農産物、そして「黄金の国ジパング」を陰から支えた金山。 歴史上、佐渡島には全国各地から多くの人々が移住してきた。
そのため、島内でも方言や文化が異なり、伝統芸能も数え切れないほど残されている。
佐渡島を一言で表すなら「パスポートの要らない海外」という言葉がピッタリだろう。
高度経済成長とともに日本社会が失ってきた「人と人が支え合う地域コミュニティ」や「多様な文化」「豊かな自然」が日本の離島にはある。
昔から日本人が暮らしてきたこ島々には、長年にわたって受け継がれてきた独自の文化や風習のほか、本土ではみられない日本の原風景や豊かな食文化が残されているからだ。
本書では、「特定有人国境離島地域」に指定されている「佐渡島」について、僕が実際に暮らしてきた経験から島が持つ魅力や島民はどんな生活をしているのか紹介する。
佐渡島の魅力を発信することで、世の中の関心が「離島」に広がり、日本という国が多くの島々によって成り立っているということを再認識いただくきっかけとなれば幸いだ。
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