【無料で読める】旧約聖書『詩篇 第二巻（42-72篇）』傾聴: 安黒務説教備忘録 『詩篇』傾聴 (YouTubeリンク付き礼拝説教集)

<2021～2023の間ー五巻に分けて、150篇まで漸次、傾聴し、それぞれの巻に増補・改訂してまいります。増補改訂状況ー2022年8月14日 第二巻掲載完了し、文書版刊行済み。第三巻以降はフェイス・ブック、ユーチューブ、ツィッター、ホームページ等にて連載中! 掲載完了とともに第五巻まで漸次刊行の予定>
「わたしはこの書物を魂のあらゆる部分の解剖図と呼ぶのを常としてきた。あたかも鏡に写すように…人間の情念を描写する。あらゆる苦悩・悲哀・恐れ・望み・慰め・惑い、…人間の魂を常に揺り動かす気持ちの乱れを生き生きと描き出す。…内的心情のすべてを打ち明け、自分自身を反省するように呼びかける」―カルヴァンの数々の名句中でも最も良く知られた一節である。
　この『詩篇』傾聴シリーズは、旧約聖書『詩篇』に傾聴し、その解き明かしをアウグスティヌス、ルター、カルヴァン等の『詩篇』研究の歴史的遺産や、近代におけるヴェスターマン、左近淑、関根正雄、浅野順一、月本昭男、高橋三郎、ブルッゲマン、アンダーソン等の『詩篇』研究に学びつつ、三年間をかけて一宮基督教研究所チャペルで分かち合っているシリーズである。なお、ユーチューブ・ビデオにおいては、各詩篇を「新改訳2017」で紹介し、その後に「パワーポイント・ビデオ」を用い、一宮基督教研究所のチャペルの礼拝メッセージとして、日本と世界各地にいてくださるICIのシンパ層の方々を意識して分かち合っている。
　ある神学者が言っているように、私の本編著は、「オリジナルなものは乏しく、信仰の偉大な先達の花園から、美しい花を一輪また一輪と摘んで、生け花として活けた」ものである。この『詩篇』傾聴シリーズの中に、もし、詩篇の美しい解き明かしが見出されることがあるとすれば、それらはすべて素晴らしい信仰の先達を通して傾聴しえたものである。出来る限り参考文献を紹介しているので、私が摘み集めた信仰の先達の花園を直接訪れていただきたい。