著者:中谷康博
¥500¥0

 この本は、初めて実験の授業をする人、理科が苦手でどちらかと言えば、授業をやりたくないという人のために書きました。
 あなたは、教科書に書かれている通りに実験をしているのに、思ったような結果にならなかった経験はありませんか?
あるいは、準備が面倒でなかなかやる気が出ないなと感じたりしたことはありませんか?
 実験にはポイントがあり、そのポイントを押さえながら授業を進めていけば、不安に思うほど難しいわけではありません。
反対に、ポイントを外すと、疲労感が残った割には、思ったような結果にならずに実験が終わってしまうということもあります。
実は、これを書いている自分自身もこれまでに何度も実験がうまくいかないことがありました。
授業を始めてから準備物が足りないことに気づいたり、思ったような実験の結果が出なくて困ったりしたことがありました。
実験に時間がかかりすぎて、授業が計画通りに進まないこともありました。
理科の教科書や指導書は、特別な例なのかもと思うことにして納得したこともありました。
 そこで本書では、実験がうまくいくためには、どこがポイントなのかを示しました。
 実験のポイントは、たくさんあるのでしょうが、あれもこれも言われても、混乱するかもしれません。
そこで、とりあえず、3つのポイントに絞りました。
 本書に掲載している実験は、すべて教科書にある実験です。
特別な実験はありません。
ほとんどの先生は、教科書を中心に授業を進めていくからです。
【目次】
はじめに
第1章 これだけは押さえたい、実験のポイント
(1)ものを用意する
(2)時間をマネージメントする
(3)実験の事実をそのまま受け入れて対応する
第2章 各単元の実験のポイント
1 「ものの燃え方」の授業
2 「植物の成長と日光の関わり」の授業
3 「体のつくりとはたらき」の授業
4 「植物の成長と水の関わり」の授業
5 「生物どうし関わり」の授業
6 「月と太陽」の授業
7 「水よう液の性質」の授業
8 「土地のつくりと変化」の授業
9 「てこのはたらき」の授業
10 「私たちの生活と電気」の授業
おわりに
初心者でも、苦手意識があっても、ここを押さえれば大丈夫!
【著者プロフィール】
中谷 康博(なかたに やすひろ)
公立小学校教諭
大阪府を中心に、教員向けセミナーの開催をしている。教員向けセミナーでは、理科をはじめ、さまざまな教科・領域、学級経営などで講師をしている。2021年夏の理科の教え方オンラインセミナーでは、200名を超える参加者に理科の授業のワクワク感を伝える。サークル機関紙・教育雑誌・書籍原稿の執筆活動を行っている。
2022年に「楽しい理科の授業のために知っておきたい大切なポイント14」を出版。
TOSS大阪みおつくしのメンバーとして、「教室がシーンとなる集中力 このワザでつける30」(明治図書)・「保護者会の達人になる攻略ポイント30」(明治図書)などを編集。共著多数。
2001年に教育サークル「TOSS大阪てしまの」を立ち上げ、現在も活動中。
TOSS弁護団の事務局のまとめ役として、学校における法的な問題について、弁護士と意見交換や執筆活動をしてきた。
2021年から小学校の理科専科になり、理科を中心に指導をしている。これまで教務・研究主任などを主に務めてきた。勤務市の市教研理科部長を10年間務めた。
2021年元旦から、同業の妻とstand.fmで音声配信番組「とかゆかのとかゆーてますけど。」で、授業の方法や教員の仕事に関することなど、教育に関する様々な情報を配信している。

シリーズ一覧

  • 同シリーズの電子書籍はありませんでした。

 

  Kindle Unlimitedは、現在30日間無料体験キャンペーンを行っています!

この期間中は料金が980円→0円となるため、この記事で紹介している電子書籍は、すべてこのKindle Unlimited無料体験で読むことが可能です。

Kindle Unlimited 無料体験に登録する