著者:赤田 安繁
ページ数:138

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皆さんは、ジョギングの健康効果をご存じですか? ジョギングは、脳を活性化して、記憶力、発想力、判断力、集中力などの能力を高めることができます。また、不快感を軽減させたり、仕事のストレスを緩和させたりする効果もあります。さらに、脂肪を燃焼させたり、心肺機能や酸素摂取能力を向上させたり、インスリンの感受性を高めたりする効果なども期待できます。

このように、ジョギングは万能薬のような性質を持っています。それらの効果は、科学的にも証明されており確かな効果ばかりです。

そこで、本書では、笑顔で息切れしない程度のペースでゆっくり走るスロージョギングを紹介します。スロージョギングは、足腰への負担が少なく精神的ストレスもかかりにくい運動です。そのため、誰でも楽に始めることができ、疲労がたまらず継続しやすいのです。

【目次】

序章 はじめに
ジョギングは万能薬のようだ
スロージョギングの多彩な効果

第一章 スロージョギングの科学
1.スロージョギングを勧める理由
2.運動のエネルギー源
3.乳酸閾値以下で走るのが重要
4.遅筋線維を使って走る
5.運動による疲労の原因

第二章 スロージョギングは脳を活性化する
1.脳の機能を高める
2.脳の萎縮を防ぐ
3.認知症の発症を防ぐ
4.脳における効能
5.ランナーズ・ハイについて

第三章 スロージョギングは精神を安定させる
1.精神の健康状態は重要
2.不快感を軽減させる
3.心理的ストレスを緩和する
4.うつ病に有効
5.精神における効能

第四章 スロージョギングは身体を強くする
1.有酸素運動の健康効果
2.循環器疾患に有効
3.脂質異常症に少し有効
4.2型糖尿病に有効
5.さまざまな種類のがんに有効
6.寿命を延ばす効果

第五章 有酸素運動トレーニング法
1.スロージョギングを実践する
2.その他のトレーニング法
3.トレーニングにおける注意点
4.食事は健康を考えて
5.睡眠、ストレスに気を付ける

あとがき

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