著者:田中 真一
ページ数:139
¥330 → ¥0
「このパターンでエントリーしたらいけるんじゃないか?」
「思いついたアイデアにエッジ(優位性)があるか確かめてみたい。」
そう考えたことが誰しも一度はあるのではないでしょうか?
そんな時に一番良いのは、実際にチャートを見ながらひとつひとつ自分の手で、目視しながら確認していく事です。
一方で、この方法には膨大な時間がかかります。
その前段階で、思いついた戦略に可能性があるかどうかをもっと効率よく判断できないだろうかと、私は長年思っていました。
そんな時に見つけたのが、Pythonなどのプログラミング言語を使ったシステムトレードの検証でした。
とは言え、プログラムの知識も経験もほぼゼロ。
そんな自分でも本当にできるのだろうかと、半信半疑ながらPython を使った過去トレード検証をはじめました。
最初は右も左も分からず、ネット上に有志の方が上げてくれているコードをただコピペして動かしてみるところからのスタートでした。
そんな状態から少しずつやれることを増やして、なんとか自分のアイデアを検証できるようになりました。
本書は、Python3(私は3.7.1を使っておりますので3.x系を前提に話を進めて参ります。)をインストールして「Hello World」の出力までこぎ着けた方を対象に考えております。
「ドンチャン・チャネルブレイクアウト」という基本的な戦略の検証プログラムを題材にして、python のプログラムコードを解説していきます。
まずは本書内のコードをコピペで動かしながら、それを少しずつ変えていくことで、プログラムの仕組みと組み立て方を理解する。
そして最終的には、自由にご自身のアイデア・手法を検証できるようになる。
その、はじめの一歩のお手伝いを本書でできればいいなと思っています。
【本書の内容・もくじ】
はじめに
検証前の下準備
【Hello World が出力できる状態か確認してみよう】
【必要なライブラリをインストールしよう】
【さっそくコピペで検証を試してみよう】
【ドンチャン・チャネルブレイクアウトの検証】
【エントリーのルール】
【決済(イクジット)のルール】
【コピペで実際に検証プログラムを動かしてみよう】
チャネルブレイク検証プログラムの解説
【import:ライブラリの読み込み】
【CSV(ローソク足のデータ)を読み込む】
【パラメータ(変数)の入力部分】
【各変数の定義と初期設定】
【 for 文を使って繰り返し処理をする】
【Python のインデントについて】
【直近の高値・安値を算出する】
【現在のローソク足の終値 / 高値 / 安値を取得する】
【エントリーと手仕舞いのシグナルを定義する】
【if文を使ってエントリーの条件を定義する】
【決済処理のソースコード】
プログラムのカスタマイズ その1:損切りを入れる
【損切り幅を定義&設定する】
【エントリー部分の変更】
【決済部分の変更】
プログラムのカスタマイズ その2:利食い幅を設定して検証する
【利食い幅を定義&設定する】
【エントリー部分の変更】
【決済部分の変更】
【共通の部分はまとめてもOKです。】
【機械が計算を間違える?】
プログラムのカスタマイズ その3:移動平均線のフィルターを入れる
【短期移動平均が長期の移動平均の上にある時に仕掛ける戦略】
【EMAを計算して算出する】
【Input 関数で2つの変数の入力をターミナルから行う】
【指定した期間のEMAを計算するコード】
【エントリー条件に手を加える】
【SMA(単純移動平均線)で検証したい場合は?】
ローソク足データの変換方法について
【注意点:csv のヘッダーは削除した状態で使用して下さい。】
【FXDD からヒストリカルデータをダウンロードする】
【hstファイルとcsvファイルに変換する】
【変換したCSVファイルを適当な期間に分ける】
【1分足データを長期足に変換する】
【必要に応じてデータを整える】
【FXDD のデータの注意点】
BID とASK について
あとがき
シリーズ一覧
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