著者:書籍編集部
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天は彼に何を与えたか? 棋士たちの語る藤井将棋論!

史上最年少四段、デビュー29連勝、中学生での棋戦優勝、記録部門四冠独占、史上最速最年少七段、史上初3年連続勝率8割超――。
次々と記録を打ち立てていく藤井聡太七段。彼はなぜこんなに勝てるのか、強さの源は何なのか、その将棋の本質を棋士はどう見ているのか。
本書は将棋世界で2018年8月号から17回にわたって掲載した「強者の視点―棋士たちの藤井将棋論」を書籍化したものです。連載時には限られた誌面の都合によって、載せられなかった話や参考棋譜も掲載。さらに巻頭には藤井聡太七段が自身の将棋を分析するなど、貴重なインタビューを掲載しました。将棋ファン必読の一冊です。

●目次
巻頭インタビュー
藤井聡太「最善手を目標に」

強者の視点 棋士たちの藤井将棋論
第1回 永瀬拓矢二冠~第16回 杉本昌隆八段
特別編 藤井将棋次の一手

●著者
森けい二 (もり・けいじ)

1946年4月6日生まれ。高知県中村市出身。
1963年、5級で奨励会入会。(故)大友昇九段門下。
1968年4月、四段。
1976年4月、八段。
1985年12月、九段。
2009年、将棋栄誉敢闘賞(通算800勝)。
2017年5月、引退。
将棋を覚えたのが16歳と晩学ながら、わずか半年でアマ三段の実力になる。奨励会を抜けてプロ入りを果たすと順調に昇級昇段を重ねて、1978年、第36期名人戦で中原誠名人に挑戦。第1局に剃髪して臨んだことは大きな話題になった。
1982年、第40期棋聖戦で二上達也棋聖を破って初タイトルを獲得。
1988年、第29期王位戦で谷川浩司王位(名人・棋王)を破って王位を獲得。
タイトル戦登場は8回、獲得は2期。棋戦優勝は2回。将棋大賞は1976年度、勝率1位賞・連勝賞・殊勲賞など合計6回。
将棋は居飛車も振り飛車も指しこなすオールラウンダーで、ひねり飛車も得意戦法としていた。終盤で腕力を発揮した逆転勝ちも多く、「終盤の魔術師」の異名を持つ。
主な著書は「森けい二妙技伝」(木本書店)、「寄せが見える本 基礎編」「寄せが見える本 応用編」(浅川書房)など多数。

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