「教えない」から子どもが育つ: 生きる力を育むピアノレッスンの可能性

生徒が宿題をしてこない。言うことを聞いてくれない。
なかなか上達しない。
塾やクラブ活動、受験で辞めてしまう生徒が多い。
保護者への対応に不安がある。
生徒募集をうまくできない……。
こんなお悩みをかかえている指導者の方

子どもが言うことを聞いてくれない。
宿題をあまりやらない。
ピアノを練習してくれない。
このようなお悩みをかかえている親御さん

本書では、私が４７年間のピアノ指導歴の中で学び心掛けてきたレッスンへの向き合い方と、よりよいレッスンを行うためのメソッドをお伝えします。
指導の現場でお悩みを抱えるピアノ講師の方々に、子どもたちの人間形成にもつながるピアノレッスンの可能性を、受け取っていただけることでしょう。

それと同時に、ピアノ教室に通われているお子さんを持つ親御さんに、自立して成長できる子どもたちを、共に育めるピアノレッスンの可能性をお伝えします。

また、この「教えない♪レッスン」で行っている、「能力を引き出す子どもへの接し方、声掛けの方法」は、子どものご指導にあたられている先生方や、子育てをされている親御さんにもご活用いただける、「自分軸で生きていく力」を育むメソッドです。

本書が子どもたちの人生をも豊かにする子育ての一助になることを願ってやみません。

【目次・内容】

◆第１章　「教える」から「教えない」へ　新たな指導法との出会い
私がピアノの指導者になった経緯と、指導法の探求過程
「ティーチング（教える）」から「コーチング（能力を引き出す）」に移行した指導法について

◆第２章　先生のお悩みを「教えない♪レッスン」で解決
お悩み別に指導法を解説
・レッスンへの意欲が見えない
・宿題や練習をしてこない
・レッスン中に言うことを聞いてくれない
・なかなか上達しない
・レッスンが長続きしない

◆第３章　 子どもの成長を担える！ピアノレッスンの可能性
ピアノレッスンは、ただピアノが上達するだけではありません。生きていくために必要な力も育む可能性を秘めています。
生きていくために必要な7つの力を育むために、必要なことを2つお伝えします。

◆第４章　子どもが変わる！ピアノレッスンの可能性
「教えない♪レッスン」を実施した子どもたちの生の声や、子どもたちの変化をご紹介します。そして、「教えない♪レッスン」で心がけている3つのマインドと5つのキーワードを公開します。

◆第５章　これからの時代に生きる子どもたちへ伝えたい「教えない♪レッスン」に込めた想い
ピアノの先生は、子どもたちにとって、幼児期から大人になるまでの長い期間かかわることができる存在です。どのようにかかわっていったらいいのかについて考えていきます。

【読者限定特典】
生きていく力を育み、ピアノも上手になる「ピアノレッスンの紹介」年齢別！
教えないメソッドを集結した「教えない♪レッスン」では、子どもの脳のしくみや成長を考えて年齢別にその時期に力がつく、その年齢だからできることを目標に指導法を変えてレッスンしています。この特典では、年齢別のレッスンについてご紹介しています。