著者:武内和人
ページ数:92

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今作『軍事学を学ぶ2018年8月号』は、特集テーマを「現代戦争とロシアの戦略」として、現代のロシア軍の戦略に関する論文を2本紹介し、基礎講座と演習問題を掲載しました。

論文紹介「シリア内戦におけるロシア:プーチン政権の政策と戦略」では、プーチン政権がなぜシリア内戦に軍事的介入したのか、どのような戦略を採用したのかを説明しており、今後の情勢の見通しについても考察しています。

論文紹介「進化するロシアの情報戦略」では、ロシアの情報戦に着目し、南オセチア紛争、ウクライナ内戦の事例を比較しながらロシアの情報戦略がどれほど発展してきたのかを明らかにしています。

基礎講座「戦争はカメレオンのようなもの:クラウゼヴィッツの軍事思想を学ぶ」では、プロイセンの軍人、軍事学者であるカール・フォン・クラウゼヴィッツの軍事思想の概要とその意義について解説しています。

演習問題「ウルム戦役でナポレオンが迫られた決断」では、1805年のウルム戦役でナポレオンが率いるフランス軍が、迫りくる連合軍の脅威に対して、どのような戦略で対応したのかを考察しています。
(まえがきより)

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