【無料で読める】帰れずの家のフクタロウ (司隆書院)

妹のかよちゃんのことで、お母さんと喧嘩をして家出をしたフクタロウ。裏山の奥へと続く道をすすんで行くと、見たことのない立派なお屋敷にたどり着く。フクタロウは、楽しそうな歌に誘われるように屋敷に入るが、気が付くと家から出られなくなっていた。
途方に暮れるフクタロウのまえに、アオジイと名乗る不思議な誰か(妖怪)があらわれる。
アオジイによると、フクタロウがこの家からでるためには、心の底からこの家を出たいと思わないといけないという。そして、アオジイはフクタロウにどうしてこの家に来ることになったのか優しく尋ねてきた。
アオジイに促され家出をした理由を話しながら、フクタロウは家で何があったのかを少しずつ思い出していく。でもフクタロウにはどうしても帰れない理由を１つ胸の中に抱え、言えずにいた。　
　果たしてフクタロウはこの家を出られるのか？

フクタロウの気づきと成長の物語