著者:yoshinon@情報管理LOG
ページ数:136

¥480¥0

本書は二部構成で、前半は「アウトプット思考法」について、後半はそれを日常で生かすためのiPad上でのデジタル手帳について取り上げている。 仕事上の危機感を脱するためにGTD(Getting Thinking Done)を学んだ著者は、危機を脱するだけではなく、仕事の取り組み方まで変えることができた。この経験から考案されたのが、「アウトプット思考法」である。 「アウトプット思考法」は、「書き出す」→「見直す」というサイクルの間に、「熟成」という工程を加えることにより、GTDにおけるタスクの流れのように思考が処理されるという方法である。これらのシステム的な捉え方や、構造などを明らかにしながら、日常生活での生かし方を自身の体験に則して紹介する。 後半は、著者がアナログ手帳からiPadによるデジタル手帳に至るまでを振り返りながら、実際にどのように実践しているのかについて、運用上のノウハウや他のアプリとの連携なども交えて伝授する。 指数関数的に増大する情報との、シンプルで快適な向き合い方を提案する必携の書。情報整理を考察するシリーズ第2弾。

【著者プロフィール】
2008年から主にIT系(iPadやPC)、手帳や本、ライフハックなどについて、情報管理LOG(http://hokoxjouhou.blog105.fc2.com/ )というブログを執筆。ここ1~2年では、iPadmini+デジタルペン+GoodNotes5によるデジタル手帳の活用について考えている。

【目次】
Ⅰ:はじめに
Ⅱ:私にとっての情報整理について
 1.GTDとの出会い
  ①私の人生を変えたGTD
  ②GTDとは何か
  ③GTDを取り入れたことによって変わったこと
  ④GTDから学んだこと
  ⑤GTDは、万能の魔法の杖か?
 2.アウトプット思考法
  ①アウトプット思考法に至る
  ②アウトプット思考法の根本
  ③「アウトプット思考法」の基本の考え方
  ③3アクション以上はエラーが発生しやすい
  ④アウトプット思考法の基本のフロー
  ⑤STEP1について
  ⑥熟成期間について
  ⑦STEP2について
  ⑧STEP1とSTEP2の関係性
  ⑨熟成期間の重要性
  ⑩フィードバック
Ⅲ:情報のフローとアーカイブ
 1.日常における情報の種類
 2.情報のインプットのフローについて
  ①2020年代の情報整理術
  ②Web上の情報について
  ③本や資料など
  ④タスクややることリスト
  ⑤メモや手帳など
 3.情報のアウトプットのフローについて
  ①デジタル時代のアウトプット
  ②アイデアについて
  ③アイデアとアウトプット
  ④文章など
 4.情報のアーカイブについて
  ①アーカイブされる情報とネットワーク化される情報
  ②アーカイブ化する情報について
  ③ライフログとは?
  ④ライフログの拡張
  ⑤どのようにアーカイブするか?
  ⑥情報がスケールする世界において、アーカイブすることの意義
  ⑦「1000の壁」「10000の壁」
Ⅳ:iPadでデジタル手帳を実現する
 1.デジタル手帳に至るまでの変遷
  ①アナログ手帳とデジタル手帳のハイブリッド時代
  ②アナログ手帳時代の失敗
  ③デジタル手帳への転機
  ④iPad mini5+Apple Pencil+GoodNotes5という最強の組み合わせ
 2.デジタル手帳のメリット
  ①手書き文字の検索
  ②写真や図を入れるのが簡単
  ③移動やコピー&ペーストが使える
  ④無限に書ける
  ⑤同期することによって複数端末で使える
  ⑥リフィルの自由度が高い
  ⑦持ち物が減る
  ⑧何冊でも持ち歩ける
  ⑨複数冊同時並行で使用可能
 3.デジタル手帳の実践
  ①手帳に何を書いているのか?
  ②どのように書いているのか?
  ③なぜ手書きにこだわるのか?
 4.デジタル手帳と情報整理
  ①デジタル手帳が目指すもの
  ②スケールする情報とアーカイブ化
  ③「アウトプット思考法」とデジタル手帳
Ⅴ:おわりに
 1.スケールする情報と向き合う時代
 2.ツールよりもシステム的に考えること
 3.情報の庭師

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