著者:秋津 学
ページ数:62
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(本書「まえがき」から)●なぜ勝てないのか同じ株価チャートを使っても、勝てる人と勝てない人に分かれてきているようです。勝つ人はどんどん勝つ一方で、負ける人は相変わらず負けています。デイトレードではそれが顕著に見られ、その最大の理由は、トレーダー自身が情動に負けて、のべつまくなしに買ったり売ったりして、リスクを増やしているからです。勝つためには、正確に売買ポイントをとらえ、できるだけ売買の回数を減らすことが必須です。デイトレなら「1日・売買1回」の原則をできるだけ守り、毎日「勝ち逃げ」をするように努めるべきです。スイングトレード(週単位の売買)でも的確に売買ポイントを見つけ、1つ1つ平らげるようにトレードを成功させるべきです。デイトレ、スイングトレ、中期トレードというふうに、時間軸のスタンスは違っても、売買の要となるところで気合いをこめて的確な読みを行う必要があります。勝てない人は、しばしば株価チャートを細かく見過ぎ、肝心の株価の方向性や勢いをつかめないでいます。勝手に状況を複雑だと思いこみ、自分でチャートの全体像を見えなくしてしまっているわけです。それゆえ、複雑になった状況をぜひとも簡単でわかりやすく理解しなければなりません。●チャート読みは難しいか また次のような声もしばしば聞きます。いろいろなチャート分析の本を読んだのだけれど、なかなかうまく理解できない。あまりにたくさん覚えることがあって、最後には何が何だかわからなくなった。本に書いてあるようには、実践では値動きしないし、どうにもうまくいかない、どうすればいいのか――。チャートについてこうした悩みをいだく投資家は決して少なくはありません。その願いは「できるだけ早く、できるだけ簡単にチャート分析術をマスターして、実戦で使いこなしたい」ということに尽きるでしょう。ところで「目からウロコが落ちる」という言葉があります。今までわからなかったことが、何かをきっかけにして、突然わかるようになる、という意味の新約聖書から生まれた表現です。 ここでは、チャート分析がどうもよくわからなかった人や、実戦でうまく使えなかった人が、「こんなふうに考えれば、簡単に理解できる!」「なるほどそのやり方なら使えるな!」というふうに思える、まさに「目からウロコ」の新しい考え方に則った戦術を紹介しましょう。私が命名した「TML式チャート読解術」が、それです。この手法は「上」(TOP)、「中」(MID)、「下」(LOW)の3種のゾーン(領域)でチャートを読んでいくやり方です。その範囲のとらえ方に独特さがあり、初級者が非常に理解しやすいのでお勧めできます。TML式なら、わずか1秒で売買ポイントをつかむことも可能なはずですので、この機会にぜひマスターしてみてください。秋津学ーー◎著者ブログhttps://akitsumanabu.wordpress.com/◎著者インタビュー記事(by BOOKSCAN)https://www.bookscan.co.jp/interviewarticle/575/1◎著者twitterhttps://twitter.com/akitsu_manabuーーCONTENTSまえがき●なぜ勝てないのか●チャート読みは難しいか◆ご注意第1章 TML式チャート読解術とは?●「上・中・下」で考えるチャート分析●「上・中・下」による5つの読解法☆メソッド1 出来高判断法☆メソッド2 勢い判断法☆メソッド3 流れ判断法☆メソッド4 二刀流判断法(移動平均線+一目均衡法)☆メソッド5 心理判断法第2章 出来高判断法●出来高の出現場所と規模に注目1 上(天井圏)に出る大出来高2 中(中位圏)に出る大出来高3 下(底値圏)に出る大出来高第3章 勢い判断法●勢いを見るシグナル「窓」と「ひげ」●勢い判断法A 窓を見る1.上の窓2.中の窓3.下の窓●勢い判断法B ひげを見る1.上ひげ2.中ひげ3.下ひげ第4章 流れ判断法●ボックス圏のブレークに注目する1.上破り2.中破り3.下破り第5章 二刀流判断法●「移動平均線」と「一目均衡表」で二刀流1.雲の上2.雲の中3.雲の下第6章 心理判断法●投資家の機嫌を知って売買奥付ーー著者・秋津 学(あきつ まなぶ) アットホームで実践的な株チャート研究会「積乱雲」を主宰し、幾多の黒帯投資家を輩出してきた株投資ナビゲーター。海外のカリスマトレーダーについて造詣が深い投資ジャーナリストでもある。著書に、電子ブックをグレードアップした「『雲と線』私だけの株・FX教科書」(毎日新聞社刊)、株練習帳ブームを起こした「株価チャート練習帳」を始め、鋭い筆鋒で「会社四季報」を批判した「裏読み『会社四季報』」(角川ONEテーマ21)や「勝率9割5分を目指す 株価チャート黄金練習帳」「FX黄金セミナー」(共に毎日新聞出版)などがある。Kindle Storeで投資関連の電子ブックを多数出版。元英国大学院客員フェロー(Ph.D.)。秋津学のKindle電子書籍ラインアップ 1「勝率9割を目指す株価チャート練習帳」 2「『雲と線』私だけの株・FX教科書」 3「大きく稼ぐトレーダーは『ブレーク法』を使う」 4「大きく稼ぐトレーダーは『ロスカット』が上手」 5「最強の株ワザ25」 6「『黄金ルール』信じてよいか」 7「投資の魔術師13人の超技法」 8「『移動平均線』満足度99%の株売買術」 9「株チャート実戦ナビ(1)~トレード脳は模擬戦で作る!~」 10「株チャート実戦ナビ(2)~稼げる投資力その鍛え方!~」 11「株チャート実戦ナビ(3)~利食い損切り生き残り術!~」 12「『株デイトレ』錬金術~たった4技法を日々淡々と繰り返し雪だるま式に利益を積み重ねる実戦法~」13「もうだまされない! 株式相場のダマシを簡単に見抜く法」14「『株スイング』錬金術~2日~2週間で小気味よく儲かるリッチで超カンタンな実戦スキル~」15「勝率9割5分を目指す 株価チャート黄金練習帳」16「時給より『分給』で稼げ!FX黄金セミナー」
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