著者:小板晴久
ページ数:54

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ヒットを生みたい、ロングセラー商品を育てたい――

これは、日本に40万社以上あるメーカーのミッションであり、メーカー社員の誰もが抱く夢です。
しかし、新しい商品を日々考え出しても、そう簡単に人気に火はつかないのが現実です。
普段のものづくりから一歩抜けだし、現状を打破するには一体何が必要なのでしょうか。

この本の著者、小板晴久さんは41歳の時、北海道で食品メーカー「有限会社札幌食品サービス」を起業しました。
右も左もわからない、取引先も顧客もゼロのまっさらな状態から、全国で爆発的に売れた「漁師のみそ汁」「ねこぶまんま」「ねこぶだし」などの商品を開発。
その後、何度か倒産の危機に遭遇しますが、斬新なアイデアと “正直で本物のものづくり”で乗り越えてきました。

本書では、同業の方々のヒントになるようなアイデアの源と、著者の軸となった“ものづくり”、そしてファンを引きつけてやまない同社の製造の秘密に迫ります。

【目次】
第一章 仕入れ先ゼロ、得意先ゼロ、身一つでの創業
 ・食品業界に飛び込み、巻き込まれたリストラの嵐
 ・夢はあってもビジョンなし、月給5万円からのスタート
 ・初めての商品開発は、誰も知らない「猫足昆布」

第二章 “日本一”の会社へ――ヒット商品開発の秘密
 ・「ねこぶまんま」の誕生
 ・テレビショッピングで前代未聞の売れ行き
 ・「漁師のみそ汁」で日本一に
 ・3500万本の大ヒット「ねこぶだし」

第三章 倒産寸前からの復活劇
 ・社員、パートが一丸となった会社はつぶれない
 ・売れないものを売って二度目のピンチ
 ・自らの責任で、目標を達成する意義
 ・夢のある仕事と着眼点とは

第四章 ヒット商品を生む方程式
 ・真似される商品をつくれ
 ・手に取るネーミングの秘密
 ・“伝わる”パッケージデザイン
 ・正直で本物のものづくりとは
 ・金を追いかけるな、仕事を追え

【著者プロフィール】
小板晴久
1955年生まれ。北海道一の業務用食品卸売会社で約20年間勤務後、1995年に41歳で独立し、「有限会社札幌食品サービス」を創業。「漁師のみそ汁」「ねこぶまんま」「ねこぶだし」といった全国的なヒット商品の開発に携わる。

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