著者:伊藤 けい子
ページ数:97
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色々な種類や味を楽しめ、子どもから大人まで手軽に食べられるパンは、今や欠かせない食品です。
特に自分の家族や子どもに食べさせるものには安全安心なものを選びたいものですが、「市販のパンには添加物がたくさん含まれている」と指摘されることもあり、不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。
私は本当に安全で安心して食べられる健康なパン作りを求めて40年間パンを焼き続けてきました。
通常市販で買えるパンには様々な食品添加物が入っています。
食品添加物には、メリットもあればデメリットもあります。
メリットで言うと長期間保存ができたり、パンの価格を安くできたり、パンの味を安定させたりと様々ですが、私が気になったのは、やはりデメリットです。
食品添加物には以下のようなデメリットもあります。
【デメリット1:子どもの味覚を狂わせる可能性がある】
人間の味覚は3歳までに基礎ができ、10歳にはできあがってしまうと言われています。
甘みや酸味など、食品添加物で人工的に作られた自然本来の味ではない濃い味に慣れてしまうと、正常な味覚が身に付かなくなる可能性も。
正常な味覚が持てないと、素材の味や薄味をおいしいと思えず、塩分や糖分の過剰摂取に繋がります。
将来的には糖尿病や高血圧などの生活習慣病になるリスクも上がる可能性も考えられます。
【デメリット2:100%安全とは言い切れない】
食品添加物として使用が認められているものは、基本的に厚生労働省が安全を認めたものです。
日本ではラットに対して発がん性・毒性の試験が行われ、異常が見られない量の1000分の1が使用量として認められているのです。
しかし、各添加物を継続して摂取し続けた場合や、添加物を組み合わせた場合などに関しては表記がないため、100%安全とは言い切れないのが実情です。
【デメリット3:海外では禁止されている添加物も】
厚生労働省が安全を認めているとはいえ、実際にはがんや脳腫瘍など病気の原因になる可能性が高いと指摘されているケースがあります。
日本で認められている添加物が他国では禁止されていることも多々あり、添加物の使用に疑問を持つ方が多いのもうなずけます。
食品添加物の危険性については、生産者よりも実は消費者の方が敏感で、私はお得意様から食品添加物を使わない安全なパンを作ってもらえないか相談を受けました。
そこに目を付けたのが【国産小麦】と【天然酵母】を使ったパンになります。
国産小麦はとても美味しいです。
天然酵母も時間はかかりますが、安全なパンを作るのに必要不可欠です。
しかし、【国産小麦】と【天然酵母】を使ったパン作りはなかなか成功しませんでした。
ただお得意様の職に対する熱意と自身の信念で試行錯誤の上、パン作りが成功しました。
地産地消と言いますが、やはり日本人は日本で採れた物を食べるのが良いです。
ポストハーベスト農薬『収穫後の農薬(長期輸送の為に散布する)』の心配も有りません。
そして、天然酵母は、現在ほとんどのパンに使用されている『パン用酵母(イースト)』を使わないので味も自然で体に負担は有りません。
発酵に時間はかかりますが、発酵に携われる楽しみと興味深さが魅力です。
本書では、毎日安心して食べられる健康なパンを作る為に、試行錯誤の上、【国産小麦】と【天然酵母】を使ったパン作りの軌跡と私のパンへの想いを解説しています。
そして、私のパン作りをご家庭で、若しくは、お店としてやっていきたい方には、私が今まで経験して、蓄積してきたノウハウを包み隠さずお伝えしています。
少しでも多くの人にこのノウハウが広まれば、日本中の人ばかりでなく、世界中の人が心も体も満たされる安心で安全なパンを食す時代が必ず来ると信じています。
本書をご覧頂いた方には、パン作りの無料セミナー動画をプレゼントしています。
ぜひ、この機会に安心・安全なパン作りに興味を持っていただけると幸いです。
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