著者:株式会社ネクスティエレクトロニクス
ページ数:214

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組込みソフトウェアの開発現場でMATLAB/Simulinkを用いたモデルベース開発の手法が導入されるようになり、「これまで蓄積してきたソフトウェア資産を、いかにして新しい開発プロセスに取り込むか」という課題が出てきています。組込みシステムの開発企業の場合、既存のソフトウェア資産は、C言語で記述したプログラムが大きな割合を占めると思います。実際、組込みソフトウェア開発の実装フェーズでは、今でもC言語がよく利用されています。「モデリングはMATLAB/Simulinkで、実装はC言語で」という関係は、今後も続いていくことでしょう。

 既存のC言語のプログラムからMATLAB/Simulinkのモデルを作成する方法はいくつかあります。本書では、C言語のソースコードを見ながら、開発者自身がその機能をMATLAB/Simulinkの表現に置き換えていく手法を紹介します。

 MATLAB/Simulinkに慣れていないと、C言語のプログラムからMATLAB/Simulinkのモデルを作成することは容易ではありません。例えば、「 if 文はどのようにモデル化すればよいのか?」、「配列はどのように表現すればよいのか?」ということが分からなくて苦労します。そこで本書では、MATLAB/Simulinkのモデルを作成する際の、基本的なテクニックをまとめました。

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