著者:倉橋正行
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「大局観は、棋譜並べをたくさん行ってプロの感覚に触れることで身につける」
というのがこれまでの教え方でした。
もちろんこれはとても大事なことですし、お手本の碁に触れることは上達には欠かせません。
しかし、大局観を感覚で身につけるというのは相当ハードルが高いことです。
本書は「カナメ石」と「カス石」の見分け方を学んでいくことで、大局観を身につけられるようになっています。
まず囲碁において大局観とは、一言でいえば「盤面の大きいところを見抜く力」です。
つまり盤面における重要な石がわかるようになれば、自然と大局観が磨かれていくのです。
これまで感覚で学ぶのが主流だった「大局観」を理論的に学んでみませんか?
目次
第1章 軽重術の考え方を身につける
第2章 実戦から学ぶ大切な石を見極める軽重術
第3章 実戦から練習問題
倉橋正行(くらはし・まさゆき)
昭和47年(1972年)12月7日生まれ。大阪府出身。関西棋院所属。
藤沢秀行名誉棋聖、倉橋正蔵八段門下。
61年入段、平成11年九段。23年第7回産経プロ・アマトーナメント戦準優勝。
利仙賞1回、道玄賞1回、連勝賞2回など受賞多数。
NHK杯に毎年のように出場しているトップ棋士でありながら、指導活動にも注力している。
難波囲碁学園、芦屋囲碁サロンで活動中。
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