著者:渡辺 恭英
ページ数:136

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[商品について]
―桜の花びらが散る光景に不思議を見いだす子供たちの感性―
みずみずしい感性にあふれた子供たちのこころは、毎日が驚きと好奇心で満ちている。
そしてそこには、「教育とは何か」という根源的な問いへの答えが詰まっている。
本書は、教師として長く美術教育に携わり、教壇に立ちながら教育の意味や役割を自問してきた著者が、教職の最後の三年間を園児とともに過ごす中で、子供たちから学び教えられた感性の表現を、事例という形でまとめた作品である。
園児に限らず、子供たちの教育の原点を問い直すうえで、示唆に富む内容となっている。

[目次]
実践的感性教育理論の花開――本書のすすめ
まえがき
園児の四季
〈春〉
桜の花びら[4才児]
蝶々が死んでる[5才児]
ピンポンとするの[3才児]
さりちゃんのペンペン草[4才児]
クモがいたんだよ[3才児]
アオムシ[4才児]
キャベツのオッパイ[5才児]
にわとり[5才児]
かいとくんのふわふわ砂[5才児]
エジプトエンドウマメ[3才児]
エジプトエンドウマメ[5才児]
イチゴたべちゃった[3才児]
亀さんのおやつ[4才児]
けんくんとトンボ[3才児]
〈夏〉
水が動いてる[4才児]
舞ちゃんの図鑑[4才児]
ひまわりとミニトマト

さおりちゃんの色水[4才児]
セミとり[5才児]
シャボン玉[3才児]
虹をつくる[4才児]
ようちゃんのカタツムリ[3才児]
けいくんのカニ[4才児]
金魚の死[3才児]
七夕のねがいごと[5才児]
〈秋〉
タッチ
サナギ[5才児]
セミの幼虫[4才児]
カブトムシの幼虫[5才児]
巧技台[5才児]
みゆきちゃんのカマキリ[5才児]
ザクロの実[4才児]
「先生つながった」[5才児]
たつきくんのこだわり[4才児]
ザリガニ死んだ[3才児]
ウマオイのお母さん[3才児]
トカゲとヤモリ[5才児]
〈冬〉
カラスの落とし物[5才児]
タイヤブランコ[5才児]
だいきくんの虫寄せカップ[4才児]
あおいくんのくつ[4才児]
たからもの
襲われたうさぎ
ポケモンごっこ[5才児]
裏山のカメムシ[5才児]
麦茶のブレンド[4才児]
〈つぶやきの記録〉
〈通塾〉
〈外遊びとパソコン〉
〈実習生の目〉
〈小さな感性の育ち〉
〈アカンベーの花〉
〈共感のしっけ〉
〈朝のお迎え〉
あとがき
著者略歴

[出版社からのコメント]
かつて子供の頃は誰もが持っていた純粋な感性が、大人になるにしたがって失われるように見えるのはなぜなのでしょうか。本当に大人になった私たちの中から、あの感性は失われているのでしょうか。本書の中に収められている子供たちの感性のかけらをひとつひとつ集めながら、ぜひその答えを探していただければ嬉しく思います。

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