著者:上高地 仁
ページ数:191
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貼り込み画像のカラーマネージメントやPDF内のフォントの処理
透明効果書き出し、目次の自動生成のコツなど
2.0からCS3までの機能の違いを解剖します。
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あなたのInDesignのバージョンはどれでしょうか? といっても、複数のバージョンを使わざるを得ない環境の方も少なくないでしょう。最新バージョンはInDesign CCですが、まだ、InDesign CS3をお使いの方もいるかもしれません。
本書はもともと2007年にInDesignの出力トラブルをテーマに書いたものです(あとがきもそのときのものです)。当時の最新バージョンはInDesign CS3でした。そのため、InDesign CSからCS3でInDesignを使う上で出力トラブルとなるものを取り上げて解説しています。より理解しやすくするために、「マスターヨーダ」と「あなた」の対話形式にしてあります。
InDesignを使うとき、ユーザーによって使用しているバージョンは異なっているでしょう。InDesignファイルを入稿する場合は、使用しているバージョンと異なることは珍しくありません。
複数のバージョンを使う中で、あなたに是非その違いを知って欲しいと思い、InDesignの本を書き上げました。あなたが、安心して複数のバージョンを使いこなすために、古いバージョンと新しいバージョンでは
何が違うのか
ということを知っておいてください。とくに印刷用データを作成するときに重要で追加された新しい機能はなにか、既存の機能で強化されたもの、デフォルト設定で変更されたものがなんなのか、ということを知っていれば、複数のバージョンを使用しても戸惑うことは少ないのではないでしょうか。
本書では主にInDesignについて、印刷用PDFを作成するにあたって、重要なポイントに絞って整理したものです。
アップデートのされた内容
カラーマネージメント機能の仕組み
透明の分割・統合はどう行われるのか
ドロップシャドウなどのオブジェクトスタイル
目次とブックマーク
貼り込み画像のカラーマネージメント
貼り込み画像とICCプロファイル
などの機能が、バージョン毎にどのように違っていったのか、ということを知っていただくために書かれました。
なお印刷用データの作成では、CS3以降は基本的に同じです。PDF書き出しの設定内容にも追加された仕様はありません。ですから、同じように扱って頂くことが可能です。カラーマネージメント機能もACEのバージョンは別として、CS2以降では基本的な仕組みの変更はありません。是非手元に置いてお役立てください。
—目 次—
鉄則01 異なるバージョンでは開かない
鉄則02 最新版にアップデートしよう
鉄則03 カラーマネージメント機能を使おう
鉄則04 貼り込み画像の基本はPhotoshop形式
鉄則05 貼り込み画像に含まれたICCプロファイルの扱い
鉄則06 透明の分割・統合はスプレッド毎にも指定可能
鉄則07 オブジェクトスタイルとラスター効果の関係
鉄則08 貼り込みPDFで選択する複数のPDFサイズ
鉄則09 PDFを貼り込むときはフォントを埋め込む
鉄則10 段落スタイルで指定する文字組版
鉄則11 段落スタイルから目次とブックマークを作成する
鉄則12 InDesignでするカラーマネージメント出力
鉄則13 クロスプラットフォームで使うInDesignドキュメント
鉄則14 PDFのバージョンはAcrobat 4.0互換で保存する
鉄則15 画像データは「自動(JPEG)」を指定する
鉄則16 PDFにトンボと裁ち落としを指定する
鉄則17 色分解でPDFのカラーを変換する
鉄則18 詳細でフォントを埋め込んでPDF保存する
鉄則19 セキュリティを設定してPDF保存しない
鉄則20 InDesignのリンク更新機能でPDFを面付けする
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