著者:RAGNAR ZUTTNER
ページ数:230

¥330¥0

はじめに
本書の使い方
国家試験過去問題共通2015~2022年100問 一問一答
人間の記憶定着について
個人差のある記憶法の工夫
高次な脳機能による「無意識の中の住人」と記憶
人の曖昧な心に寄り添って廃用症候群を予防する努力が必要

ーー
私達の日常生活は、2020~2023年に激変した。

 医療業界や介護業界では、新型ウイルスの流行によって医療崩壊や介護崩壊という文字を目にする機会が増えた。

 医師・看護師・介護福祉士・療法士・薬剤師・臨床検査技師・臨床検査技師・ケアマネジャーなどの国家資格習得を目指す学生の学習環境は、リモート授業の導入や実習地確保困難によって難しい局面を迎えている。

 医療や介護の業界は、今後も多くの人材を育成していかなければならない。

 医療や介護の業界では、慣れない専門用語を覚えることに挫折して留年したり退学をする学生が多い。

 慣れない専門用語を覚えることに挫折して留年したり退学をする学生が少なくなれば、日本の医療や介護は多少変化するかもしれない。

 医療や介護の専門用語はなれるまで時間がかかり、呪文のように丸暗記をしなくてはいけないことが学生を悩ませている。

 国家資格の難易度は国家資格保有者の数と比例して難しくなり、長期的な視点で見れば合格率は低下してきている。

 医療崩壊や介護崩壊という文字を目にする機会が増えているが、新たな人材が現場に出る機会が損失する可能性がある。

 医療従事者や介護従事者の勉強は、国家試験の過去問を参考にすることは重要である。

 国家試験に出題される問題は臨床現場に出ていくための最低限の知識として重要であるからこそ、試験で出題されている。

 慣れない専門用語や専門図解に慣れるためには、重要部分を効率よく楽しみながら学ぶことが継続するコツとなる。

 医療や介護の専門用語で重要な部分は、国家試験に出題されてきた問題に含まれている。

 医療や介護の学生を育成する大学や専門学校の教師は、過去問題を基礎として教科書を分解して授業を組み立てている。

 効率よく医療や介護の専門知識に慣れ親しむには、専門用語で埋め尽くされた沢山も教科書を1から勉強するのではなく、出題された過去問題から重 要な部分を日常に染み込ませていくことが大切となる。

 専門用語と専門図解を一度に目にすると、机上の勉強が嫌いになりやすくなってしまう。

専門図解があって専門用語を理解することは学習の基本であるが、本書では過去に出題された国家試験の問題や関連用語の□埋め問題が中心となっている。

 漫画をめくるように医療や介護の専門用語を日常生活に馴染ませる為に、「レトロゲームセンター機器に、3D、アニメーション、人工知能着色」などと国家試験の過去問題と組み合わせている。

 記憶の定着には繰り返し動作が必要であり、親しみやすさやインパクトが必要である。

 日本の大学受験問題集には、語呂合わせやボーカロイドの音楽を組み合わせたものも見かけることが多い。

 本書はパラパラ漫画のようになんとなく日常で電子書籍をめくることで、無意識下で専門用語に親しむことを目的としている。

 パラパラ漫画をめくることを繰り替えすことで、国家試験に重要なキーワードが無意識の中で拒絶を起こす感覚が軽減すれば本書の目的は成功である。

 医療崩壊や介護崩壊という言葉だけではなく、医療壊滅や介護壊滅という言葉があふれている2022年だからこそ机上の勉強は効率的にこなして欲しいと願っている。

 新型ウイルスの流行によって臨床実習を受け入れる医療機関や介護施設が減っているからこそ、実際に患者と触れ合う貴重な実習関連に使う時間を増やしてほしいと願っている。

コラムについて)

 これから医療や介護の臨床現場に出ていく学生の人たちには、人工知能だけではなく「曖昧な人の心」に共存する技術を学習して欲しい。
  
「曖昧な人の心」に共存する技術を学習するためには、時には遊び心と適度に休む技術が必要となるはずだ。

 私達は100年前の著作権フリーのアニメーションを、最新の人工知能着色でパラパラ漫画にする技術を研究している。

 私達は人工知能の研究をしながら、「昭和レトロ、平成レトロ」と呼ばれている古典的な懐かしい技術を研究している。

 日本のメダルゲームは「56本の配線を使うアーケードゲーム」と比べると、世界からあまり人気があるとは言えない。

 日本のメダルゲームはとても独特であるが、30年以上前は多くのスーパーマーケットなどのじゃんけんゲームなどが設置されていた。

 現在のゲームセンターは、デジタル移行が行われてメダルをデジタル管理する施設も増えた。

 私達も7セグによってデジタルカウントをする方法を作成してみたが、私達は「手に取ることのない寂しさ」を感じ取った。

 これから医療や介護について勉強をする学生には、「実際に手に取る喜び、人の心に寄り添う大切さ」を考えて欲しいと願う。

 大谷翔平が「ショータイム」というニックネームをつけられて、海外の人から愛される理由はファンに優しく触れ合うからだ。

 大谷翔平は野球の技術が素晴らしいだけでなく、彼がもつ人の心と「人の心にかかわる優しい方法」が多くの人を魅了していると感じる。

 私達が人の心に寄り添う技術によって廃用症候群を予防する習慣ができれば、目標に近づくことにもなるはずだ。

23,2,2023

RAGNAR ZUTTNER ラグナー・ズットナー

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