著者:渡邉 乙弘
ページ数:255

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 日本では寝台列車の減少により、夜行列車そのものが手軽に体験できなくなっています。その中で、カナダにはVIA鉄道の「オーシャン号」モントリオール駅 ~ ハリファックス駅。「ハドソン・ベイ号」ウィニペグ・ユニオン駅 ~ チャーチル駅。「シャルール号」モントリオール駅 ~ガスペ駅。そして北米大陸最長運行距離で北米大陸を横断する「カナディアン号」トロント・ユニオン駅~バンクーバー駅を運行する寝台列車があります。

使用されている車輌がスーパーライナーやアムフリートの新車に置き換わったアメリカのアムトラックと異なり、1950年から1960年代に製造された古い客車をリニューアルしながら今なお主力として運行し、食事は寝台車利用の乗客は料金に含まれ豪華な料理が提供されている点がVIA鉄道の大きな特徴です。
 
 今回乗車するのは鉄道ファンのみならず、海外鉄道旅行として人気の高い「カナディアン号」に乗車しました。カナダ建国150周年に合わせトロント・ユニオン駅から乗車し、4泊5日の寝台列車の旅を満喫しただけでなく、カナディアン・パシフィック鉄道が建設した格式あるカナダを象徴する歴史遺産、1939年建造のフェアモント・ホテルに宿泊しています。
 ありし日の鉄道全盛期にタイムスリップした感覚で旧型寝台車とヘリテージ車両群の旅は思い出深いものになりました。
 
 本書は乗り鉄の著者が、長距離寝台列車に乗車し、実体験と車窓風景をお届けします。
 
 北米の鉄道を紹介した雑誌や書籍はあるものの、意外にも正確な情報を掲載したものは少なく、私は最初から戸惑いました。本書は北米の鉄道乗車を検討されている方々へ、私が体験して気が付いた、変動する乗車料金、車内の様子、ダイニング・カーの料理、乗降駅などの詳細を記述しております。

 ※この鉄道旅紀行は2017年7月乗車時点のものです。

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