著者:RAGNAR ZUTTNER
ページ数:231

¥420¥0

<内容>
はじめに
本書の使い方
国家試験過去問題共通2015~2023年100問 一問一答
人間の記憶定着について
個人差のある記憶法の工夫
高次な脳機能による「無意識の中の住人」と記憶
「昭和レトロ・平成レトロ」のパンチングマシーンと「身体、精神、認知」の廃用予防

ーー

1990年に稼働して現在は、運用停止されてコロナ禍で破棄されていたパンチングマシーンの基板を、私達は修理してみた。

メーカーにも電話で確認もしたが、33年前の業務用アーケード基盤はサポート終了していた。

パンチングマシーンの基板を修理して56本の電線を繋ぐ作業は、脳から神経を通して運動や認知行動をリハビリテーションする作業に似ていた。

私達が33年前のパンチングマシーンに興味を持ってTAITOに現状を電話で訪ねた理由は、デイサービスがつまらないという男性の意見があったからだ。

日本のデイサービスは「折り紙、カラオケ、囲碁、将棋、体操」などの内容が多く、物足りないと感じる男性は多いように思う。

性別の差はあるが、男性は女性と比べて横の繋がりを構築してコミュニケーションを広げるのが苦手な印象がある。

パワーリハビリテーションが普及した理由には、廃用症候群予防だけでなく「男性がスポーツクラブに通う楽しい要素」を組み込む意図があったはずた。

海外から需要があるということは、日本の「ゲーム、アニメーション、漫画、遊び」の文化が愛されているからである。

私達がパンチングマシーンに興味を持った理由は、多くの古いアーケードゲーム筐体が「右手主体に作成されていたから」である。

大きなパンチングマシーン筐体の全て手に入れることは物理的にも不可能であった為に、私達は基板と電気ケーブルを繋ぐ作業から開始した。

脳卒中などリハビリテーションを回復期病棟で終えて、退院したのちに寝たきりとなる人はとても多い。

私達の日常生活は、2020~2023年に激変した。

2023年4月の日本は生成系AIが話題となっていて、詰込み型教育の必要性が議論される事態となっている。

 医療業界や介護業界では、新型ウイルスの流行によって医療崩壊や介護崩壊という文字を目にする機会が増えてデジタル移行時代となった。

 

 医師・看護師・介護福祉士・療法士・薬剤師・臨床検査技師・臨床検査技師・ケアマネジャーなどの国家資格習得を目指す学生の学習環境は、リモート授業の導入が最先端と呼ばれたのが昔のように感じる。

 ChatGPTには「著作権やプライバシーの侵害、悪用される可能性、誤った情報の提供」が起こる可能性があるということで、世界中から不安の声が多い。

 ChatGPTなどの生成系AIには不安要素が多いが、リハビリテーションによって社会参加を叶えたい人達の道具として活用される時代なのかもしれない。

人間から仕事を奪うと不安視されている人工知能は、今まで専門技術者にしか扱えなかった技術を多く人が使える可能性を広げた。

 障害によって社会参加ができなかった人たちが新しい技術を活用して、社会に参加できる可能性も広がったように感じる。

 医療や介護の業界は、今後も多くの人材を育成していかなければならない。

 医療や介護の業界は、今までの詰込み型教育では生まれなかった人材を育成していかなければならない。

 時代は確実に変化しているが、2023年から10年後の2033年も詰込み型教育による国家試験が実施されているように思う。

 医療や介護の業界では、慣れない専門用語を覚えることに挫折して留年したり退学をする学生が多い。

 慣れない専門用語を覚えることに挫折して留年したり退学をする学生が少なくなれば、日本の医療や介護は多少変化するかもしれない。

 医療や介護の専門用語はなれるまで時間がかかり、呪文のように丸暗記をしなくてはいけないことが学生を悩ませている。

 国家資格の難易度は国家資格保有者の数と比例して難しくなり、長期的な視点で見れば合格率は低下してきている。

 医療崩壊や介護崩壊という文字を目にする機会が増えているが、新たな人材が現場に出る機会が損失する可能性がある。

 医療従事者や介護従事者の勉強は、国家試験の過去問を参考にすることは重要である。

 国家試験に出題される問題は臨床現場に出ていくための最低限の知識として重要であるからこそ、試験で出題されている。

 慣れない専門用語や専門図解に慣れるためには、重要部分を効率よく楽しみながら学ぶことが継続するコツとなる。

 医療や介護の専門用語で重要な部分は、国家試験に出題されてきた問題に含まれている。

 医療や介護の学生を育成する大学や専門学校の教師は、過去問題を基礎として教科書を分解して授業を組み立てている。

 効率よく医療や介護の専門知識に慣れ親しむには、専門用語で埋め尽くされた沢山も教科書を1から勉強するのではなく、出題された過去問題から重 要な部分を日常に染み込ませていくことが大切となる。

 専門用語と専門図解を一度に目にすると、机上の勉強が嫌いになりやすくなってしまう。

専門図解があって専門用語を理解することは学習の基本であるが、本書では過去に出題された国家試験の問題や関連用語の□埋め問題が中心となっている。

 漫画をめくるように医療や介護の専門用語を日常生活に馴染ませる為に、「生成系AI、レトロゲームセンター機器、3D、アニメーション、人工知能着色」などと国家試験の過去問題と組み合わせている。

 ChatGPTなどの生成系AIも、例外ではない。

 記憶の定着には繰り返し動作が必要であり、親しみやすさやインパクトが必要である。

 日本の大学受験問題集には、語呂合わせやボーカロイドの音楽を組み合わせたものも見かけることが多い。

 本書はパラパラ漫画のようになんとなく日常で電子書籍をめくることで、無意識下で専門用語に親しむことを目的としている。

 パラパラ漫画をめくることを繰り替えすことで、国家試験に重要なキーワードが無意識の中で拒絶を起こす感覚が軽減すれば本書の目的は成功である。

 医療崩壊や介護崩壊という言葉だけではなく、医療壊滅や介護壊滅という言葉があふれている2023年だからこそ机上の勉強は効率的にこなして欲しいと願っている。

 新型ウイルスの流行によって臨床実習を受け入れる医療機関や介護施設が減っているからこそ、実際に患者と触れ合う貴重な実習関連に使う時間を増やしてほしいと願っている。

コラムについて)

 これから医療や介護の臨床現場に出ていく学生の人たちには、人工知能だけではなく「曖昧な人の心」に共存する技術を学習して欲しい。

 生成系人工知能が話題なっている時代であるからこそ、曖昧な人間脳に寄り添う姿勢が必要である。
  
 「曖昧な人の心」に共存する技術を学習するためには、時には遊び心と適度に休む技術が必要となるはずだ。

 私達は生成系人工知能だけでなく、100年前の著作権フリーのアニメーションを、最新の人工知能着色でパラパラ漫画にする技術を研究している。

 私達は人工知能の研究をしながら、「昭和レトロ、平成レトロ」と呼ばれている古典的な懐かしい技術を研究している。

 日本のメダルゲームやカード排出筐体は「56本の配線を使うアーケードゲーム」と比べると、世界からあまり人気があるとは言えない。

 日本のメダルゲームやカード排出ゲームはとても独特であるが、30年以上前は多くのスーパーマーケットなどのじゃんけん筐体が沢山設置されていた。

 現在のゲームセンターは、デジタル移行が行われてメダルをデジタル管理する施設も増えた。

 私達も7セグによってデジタルカウントをする方法を作成してみたが、私達は「手に取ることのない寂しさ」を感じ取った。

 これから医療や介護について勉強をする学生には、「自分自身を許す大切さ、デジタル移行時代に古い実物を触れる体験、人の心に寄り添う大切さ」を考えて欲しいと願う。

 生成系人工知能によって整った論文やプログラミングが簡単にできる時代だからこそ、ブラックボックスである曖昧な人間脳に寄り添う姿勢が必要となるはずだ。

 

17,5,2023

RAGNAR ZUTTNER ラグナー・ズットナー

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