著者:JUN
ページ数:143

¥380¥0

身体が健康になり、幸福度がアップし、頭まで良くなる。
これらを一挙に実現してくれる魔法のような方法があることを、あなたは知っていますか?

それが、「運動」です。

「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスは、2500年も前からすでに運動の重要性に気づいており、「人間には歩くことが何よりの妙薬となる」という言葉を残しています。

昨今の科学研究は彼の格言に追いついてきて、論文や書籍という形でそのエビデンスが世に広まりつつあります。しかし、残念ながらその広まり具合は限定的であると言わざるを得ません。それは、日本人全体の約7割が運動をしていないことからも明らかです。このことに対して、私たちはもっと危機感を抱いたほうがよいかもしれません。

それは、「運動によるメリットを多くの人が享受していないから」ではありません。
というよりむしろ、それは、多くの人が「気づかずにたくさんのものを失っている」ことを意味しているからです。

科学的に明らかになっている運動の効果をざっと挙げると、
・糖尿病などあらゆる生活習慣病にかかるリスクが減る
・筋力、体力がつく
・脂肪が燃焼され、ダイエットになる
・血管が若返る
・骨が強くなる
・気分が晴れやかになる
・意欲が高まる
・不安やストレスが和らぐ
・集中力や注意力が高まる
・記憶力が良くなる
・創造性が増す など、数えだしたら切りがないくらいたくさんあります。

もしあなたに運動習慣がないのであれば、「運動をしないことでこれらすべてを失っている」ことになるのです。
1日にたった30分程度身体を動かすことを怠ったせいで、これだけの心身への効果を全部失ってしまうのは、どう考えてももったいないです。

人類は、もともと上記のような運動効果を当たりまえのようにすべて享受していたはずです。それは、人類が地球上に誕生して以降99%以上の期間を狩猟採集をしながら生きてきた、ということを考えれば納得できるでしょう。その運動量は現代人の比ではありません。当時の人類は、極めて足の速いアンテロープという動物を捕まえるために、1日中走って追いかけることもあったそうです。
つまり人類は、その歴史のほとんどの期間において、先に挙げた数々の運動効果を日常的に得ていたのです。(実際、狩猟採集民は生活習慣病にならないし、うつ病にもなりません)
それが「普通」の状態だったということです。その「普通」の状態にすら到達できていないのが、私たち現代人です。

その意味で現代人の多くは、筋力や体力、健康な骨や内蔵、幸福感や充実感、脳機能アップの機会などを全部失ってしまっているわけです。私たちはみな心身のコンディションにおいて、ある意味「ハンディキャップ」を背負っているとも言えるのではないでしょうか?
私が「危機感を抱いたほうがよい」と言ったのは、そういう理由からです。
心身の健康リスクに常に直面し、脳機能を衰えるままに放置していることを、多くの人は自覚していないのです。だからこそ私は、多くの人に、身体を動かすことを「当たりまえ」のこととして捉え直してほしい。
つまりは「運動を習慣化」し、心身を正常な状態に戻し、人生をより充実させてほしいと思い、本書の執筆を決意したのです。

だいぶ自己紹介が遅くなってしまいました。
私、JUNと申します。数年前に起業してから、事務作業の代行業を経て、現在は物販事業と執筆業を営んでいます。
また、事業を運営するかたわら、年間700冊以上の読書をしている本好きでもあります。本を読むなかで、インプットした知識を自分なりにまとめて、多くの人に役に立つような形でアウトプットしたいと思うようになり、書籍執筆を始めるようにもなりました。

また、私は「本好き」に加えて、毎日20分以上のウォーキング、2日に1回欠かさずランニングを行っている「有酸素運動好き」でもあります。
今ではこうして「運動好き」を公言していますが、もともとまったく運動する習慣はありませんでした。10年ほど運動不足の状態が続き、心身に不調を来してからやっと運動の重要性に気づいたのです。
関連書籍を読み漁り、運動や健康について学べば学ぶほど、「身体を動かさないことは実に恐ろしいことだ」と思うようになりました。
気づいたときには、取り返しのつかない状態になってしまう可能性があるからです。
実際、日本では毎年何万人もの人が「運動不足が原因」で亡くなっているそうです。また、世界の全死亡のうち、9.4%が「運動不足」が原因だとする調査もあります。
このようにして亡くなってしまった方々は、文字どおり「取り返しのつかない」結果になってしまったわけです。
そんなふうにはなりたくない。だから私は、運動を完全に習慣化しました。
そして、あなたにもそんなことにはなってほしくありません。だから、今こうして運動の大切さを伝えるための本を書いているのです。

本書では、まず著者自身の体験(心身を病んだ話や運動を習慣化した方法)を交えながら、初心者にウォーキングをすすめる理由について詳しくお話していきます。

続いて、運動がもたらす数々の効果を、「糖尿病」「ロコモティブ・シンドローム」「ダイエット」といった重要トピックに分けて解説します。

また、ウォーキングは初心者にも取り組みやすく、様々な健康効果を期待できるのですが、注意点もあります。実は、ただ漫然と歩いているだけでは不十分なのです。ウォーキングの健康効果を最大にするために、特に注意したい点が2つあります。おそらく多くの人が気づいていないことだと思うので、それについても詳しく解説します。

本書が対象としているのは以下のような方々になります。
・自分の健康が気になりだしたが、忙しくて運動する時間がとれない人
・健康&幸せにはなりたいが、運動があまり好きではない人
・運動に挑戦したことはあるが、続かずに挫折した経験のある人
・運動や健康に関してあまり勉強したことがない人
・ラクして運動習慣を身につけられる方法を知りたい人

この本をきっかけに少しでも多くの人が運動習慣を始め、より健康で幸せな毎日を送ってもらえたら、著者としてうれしい限りです。

【目次】
はじめに~現代人は「ハンディキャップ」を背負っている~
第1章:私が運動初心者に「ウォーキング」をすすめる理由
1.10年間運動をサボっていたら、心身がズタボロになった話
2.私が運動を完全に習慣化することに成功した2つの要因
3.第1章まとめ
第2章 あなたが直面しうる3つの健康リスクを、「歩く」ことで回避しよう!
1.予備軍も含めると2000万人が糖尿病に・・・肉や甘いものが好きなそこのあなた、自分は無関係だと言い切れますか?
2.運動習慣で生活習慣病のリスクを半減させる!
3.40歳以上の5人に4人が寝たきりリスク・・・あなたの身体は大丈夫?
4.あなたはまだ、ダイエット商品でお金を無駄にし続けているのですか?
5.「ウォーキング」がダイエットになる生理学的メカニズム
6.ダイエットするなら食事制限よりも運動のほうがラク
7.第2章まとめ
第3章 普通に歩くだけでは意味がない!歩くときに注意したい2つのポイント
1.筋力・体力アップを目指すなら、「速歩き」をしよう
(1)歩く際に大切なのは、歩数や時間ではなく「強度」
(2)ウォーキングの強度を上げる2つのポイント
(3)世界的に有名な日本人心臓外科医がすすめる「パワーウォーキング」とは?
(4)もっとラクに続けられる「3分間インターバル・ウォーキング」とは?
2.ウォーキングで幸福感をアップさせるには、「コツ」がある
(1)メンタル改善したいなら、まずは1日15分の「朝ウォーキング」から
(2)歩きながらオーディオブックを聞いてはいけない
(3)とりあえず「3ヶ月」ウォーキングを続けてみるべき神経科学的理由
3.足を痛めないためにできれば注意したいポイント「シューズ」
(1)ネットで買うのはダメ、必ず実店舗へ行こう
(2)デザインや色などにもこだわるべき
(3)専門家の意外なおすすめ
(4)著者の個人的おすすめ
(5)今履いているシューズの「かかと」をチェック!
4.第3章まとめ
おわりに代えて~「資本」と「移動手段の変遷」から考える、運動の必然性~
私たちの生活は、「資本」によって歪められている
今後も「動かない」方向に社会は進んでいく
「人」の定義
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【著者プロフィール】

【著者について】
JUN
起業家、Kindle作家、本好き。1992年生まれ。
中国・フィリピン・カナダへ留学→上海で就職→帰国後代行ビジネス・物販起業
を経て、現在は作家活動に邁進中。
⇨詳しくはJUNの「著者ページ」へ!

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