著者:まさみ
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幽霊や怪異、超自然的な存在が出てくる話メイン。
「オカワリサマ」
両親が離婚の話し合いをしている間、交流のなかった父方の祖母の家に預けられた小学生の真理。
彼女は祖母に座敷牢へと案内され、オカワリ様という家の守り神の世話役を引き継ぐのだが、茶碗に冷や飯しか盛ってはいけない、箸を与えてはいけないなど、不可思議なルールも同時に課されて……。
「モクメサン」
認知症の祖母の介護を離れて暮らす母1人に押し付けていた彩名。
祖母の葬儀の為に帰省すると、母はひどく憔悴していたが、近所の人々は「よくできた嫁だ」としきりに褒めている。
祖母はありがとうありがとうと言いながら死んでいった。
最期まで母に感謝していたらしい。
お焼香の際、棺桶に眠る祖母の首元の痣に気付いた彩名は、子供の頃に祖母の部屋の天井に見た、「モクメサン」のことを思い出す。
「ぺとろさん」
ミッション系女子高生の足立まりあは陰湿ないじめに悩んでいた。
ある日の下校中、人けのない通学路で声をかけてきたのは怪しいホームレス。彼は「踏ンデクダサイ」とまりあに迫り、コートの中から思いがけないものを取り出す……。
「とりのい」
出張先でふと立ち寄った裏山で迷った青年。
獣道のさきの神社で、烏天狗の面を被った不思議な女の子と出会うのだが……。
「蛾女」
コンビニの深夜シフトに入った若い女性。
その店ではやけに蛾が死んでいる。蛾を掃きだすのがバイトの仕事だ。
バイトを始めてしばらくのち、彼女がシフトに入る深夜帯のコンビニで、自動ドアが勝手に開いて閉まる現象が相次ぐ。
特に害もないため放置を決めた矢先に恐ろしい事が起きる……。
「霊柩電話」
夜の街を流す中年タクシー運転手の諸岡。 ある事情から早急に金を必要にしていた彼は、偶然拾った青年に心霊スポットに行ってほしいと頼まれる。 送り届けてくれたら報酬を弾むと言われ承諾するも、道中には恐ろしい怪異が待ち受けていた。
上記他、総字数5万字超え。
イラスト:くまちょ(@kumatyo3)様
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