著者:ニッコロ・マキャベリ
ページ数:187
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「マキャベリズム」と称され何かと誤解されがちな書ですが、実際述べられているのは、仕事をする上で必要不可欠なことばかり。ただ、世界史の知識がないと読みづらい点もあるため、主要な登場人物一覧や当時の地図、メディチ家の存在等、コラムとして掲載し、読みやすく工夫しました。
本書は、16世紀初頭から世界中の人々に愛され、読まれ続けてきた名著。仕事をする上ではもちろん、生き抜くために必要な要素が詰まっています。ぜひ、その面白さを堪能してください。
[目次]
1 王はいかにして君臨するべきか?
2 王家の血があれば、並みの器量でも構わない
3 他国を征服するときの心得とは?
4 強大な王国ほど、支配するのは容易い
5 民衆を真の「自由」から遠ざけよ
6 王国を自らつくり出すときの原則
7 力なき者が、君主としていかに国を治めるか
8 君主はどこまで残虐であるべきか?
9 貴族と民衆に対し、王はどう接すべきか?
10 城塞と人心により、鉄壁の守りを築く
11 落ちぶれていたローマ教皇が力を取り返せた理由
12 王は傭兵を用いず、自ら戦場に立つべきだ
13 「最強の軍隊」のつくり方
14 君主は戦争の方法を学びなさい
15 悪徳をすすんで受け入れよ
16 君主たるものケチであれ
17 冷酷になれ、そして恐れられよ
18 正しい「他人のダマし方」
19 侮られるな、憎まれるな
20 より強固な国を築くために、六つの指南
21 味方すべき相手、敵対すべき相手、中立を保つ相手
22 君主は誰を「相棒(サーバント)」に選ぶべきか
23 取り巻きたちの甘い言葉に気をつけよ
24 凪のときこそ嵐を思え~小さな国の戦い方
25 運命を巧みに乗り切る方法
26 私、マキャベリが、最後に伝えたいこと
<著者略歴>
ニッコロ・マキャベリ
イタリア、ルネッサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。1469年フィレンツェ共和国生まれ。本書『君主論』(原題:IL PRINCIPE)は、のちに「マキャベリズム」と呼ばれるようになった考え方を世のリーダーに説いたもので、16世紀初頭から世界中の人々に読み継がれている。
<訳者略歴>
夏川賀央(なつかわ・がお)
1968年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。数社の出版社で編集者として活躍したのち独立。会社経営の傍ら、ビジネス書を中心に執筆活動を行う。古典の現代語訳に『武士道』『茶の本』『風姿花伝』『啓発録』(致知出版社)、著書に『すごい会社のすごい考え方』(講談社プラスα文庫)、『仕事ができる人の「日本史」入門』『仕事ができる人の「アジア史」入門』(きずな出版)等がある。
※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『今度こそ読み通せる名著 マキャベリの「君主論」』(2017年6月30日 第1刷)に基づいて制作されました。
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