著者:松本 惇
ページ数:123

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2017年から続いてきた「適温経済」に異変が生じつつある。為替から金利や株価、実体経済を見ることで、世界経済の新たな局面が見えてくる。 本書は週刊エコノミスト2018年3月13日号で掲載された特集「為替で読む世界経済」の記事を電子書籍にしたものです。

・円高クラッシュが来る 米孤立化で進むドル離れ
・インタビュー 寺島実郎 行き場のないカネがゆがんで動く 日本発の世界金融危機が起こるか
・インタビュー 水野和夫 資本主義の暴走がバブルを生む 危うい金融緩和の「アンカー論」
・バブル崩壊前夜の米国 株高限界で資産効果剥落 消費低迷で景気減速局面へ
・インタビュー 篠原尚之 実体経済に効果乏しい量的緩和 水面下で積み上がる金融リスク
・狭まる日銀包囲網 円高進み「出口」に向かえず 緩和継続で世界バブルの膨張
・好調・欧州の落とし穴 危ない不動産バブル 続くユーロ高で景気悪化へ
・中国リスク「灰色のサイ」 GDPの2倍の債務がマグマ 18年の経済成長減速は不可避
・人民元 元高容認にかじ切った中国 対米通商政策にも好都合
・新興国 米利上げ加速のリスクシナリオ 粗悪な経済運営のトルコ危うし
・仮想通貨 ビットコイン買い続ける中国 乱高下引き起こす規制強化
・円高・株高の真相 変化を続ける相関関係
・インタビュー 池田雄之輔 原油高が招いたドル下落
・米国で加速する保護主義政策 ドル安圧力を生む〝負の連鎖〟
・適温相場のリスクオンのドル安 利上げでも引き締まらない環境
・購買力平価で分析 米景気後退で1ドル=80円台に 円売りの巻き戻しが始まる
・円高リスク インバウンド減で地方観光に打撃 日本企業の国内回帰もストップ

【執筆者】
松本惇、大堀達也、唐鎌大輔、菅野雅明、安達誠司、湯浅健司、村田雅志、入村隆秀、矢作大祐、佐々木融、武田紀久子、市川雅浩、竹中正治、宮嵜浩

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