著者:西野裕子
ページ数:63

¥500¥0

本書はIELTSライティングタスク2に特化した本です。
採点基準の課題への回答と首尾一貫性とまとまりを意識した文章とは何かを説明しています。
本書の目的は文章を書く前の準備プランニングを理解することです。
プランニングを通じてライティングの「考える」と「書く」の明確に分け、書きながら考えることで起きるオフトピックな文章や、首尾一貫性のない文章を解消します。

【はじめに】
この度は数ある参考書の中から本書を選んでいただきありがとうございます。著者のYukoです。私は現在IELTSのコーチングをさせていただいており、セミナーや個別指導を中心に行っています。

そんな私もIELTS ライティングに伸び悩んだ1人です。半年近くライティングスコアが伸びず、大学院の授業がスタートする2ヶ月前までIELTSを受験していたほどです。

本当に苦しみました。

特にライティングは苦手意識がなかなか拭えず、添削を受けるたびにへこみ、試験当日はプレッシャーで押し潰されそうでした。

今振り返れば、IELTSを相当にナメていました。自分に必要な対策にもっと早く気づいていれば、あんなに苦しまなくて良かったのかもしれません。

私はIELTS対策を始めた当初からライティングが本当に苦手でした。対策は独学でなんとかなると思っていましたが、自己流の間違った解釈や思い込みにより、目標スコアを達成するまでに約2年の歳月が過ぎてしまいました。

その頃の私はライティングは「何を書くか」はそれほど重要ではなく、添削された語彙の選択のミスや幅広い文法ミスを減らすことがより重要であると感じていました。そのためミスを減らすために語彙の意味を調べたり、文法書を使って復習するなどばかりの勉強法でした。どのように意見を展開させるべきか、という点には問題意識さえ持つことがありませんでした。

しかし、ある添削サービスを受けた際にいくつかの文章に対して「?」とだけ書かれていました。これがどういう意味かと質問したところ、「この意見には矛盾がある、意見として成立していない」など、私が書いた文章の内容に対するコメントが返ってきました。

そこではじめて私は、自身の間違った対策に気が付きました。改めて採点基準を確認し、「何を書くか」がスコアに大きく影響することに気づきました。 それ以降、私は「何を書くか」を考えるプランニングに時間を使い、書く準備に集中して取り組むよう軌道修正しました。このプランニングが私のライティングスコアを変えたのです。

その後しばらく6.0で停滞していたスコアが動き出し、なんとか期限内に必要なスコアを達成することができました。そして今ではライティングで7.5以上のスコアを安定して出せています。

私はこれまで1年間で500件を超えるライティングの添削やフィードバックをしてきましたが、対策を始めたばかりの方やスコアがなかなか上がらない方から受ける質問では、「文章の展開方法が分からない」、「何を書いたら良いのかわからない」といったものが圧倒的に多いです。私も同じ悩みを抱えていました。

そしてこのような質問には「まずはプランニングを丁寧に行いましょう」と回答し、必要なサポートをしています。彼らのその後のライティングの学習経過を観察してみると、書く準備の仕方を少し変えるだけで、圧倒的に読みやすく、伝わる文章へと変化します。多くの方からライティングスコアが上がったという報告を受け、私はプランニングの重要性に確信を持ちました。最初にプランニングのセミナーを開催して以来、私はずっとプランニングの方法をシェアし続けています。そしてそのセミナーの感想や学習者さまの後押しを受けて本書を書くに至りました。

そして本書の目的は1つ。
論理的な文章の構成を操るプランニングを理解するというものです。

ライティングは2つのパートに分けることができます。
①何を書くかを考えるパート
②書くパート

本書はIELTS ライティング タスク2の中で①何を書くかを考えるパート=プランニングに特化したものです。そして、ライティングタスクで6.5以上を目指す方向けに書かれています。

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