著者:翔太
ページ数:250
¥99 → ¥0
バーチャル世界で一人のご当地Vtuberに出会った。
彼女に惹かれた。
心の奥底でハネ上がる激しい衝動。
「彼女をもっと知りたい。」
彼女のチャンネルのアーカイブを片っ端から見た。
彼女の姿を追いかけていた僕は必然、ご当地Vtuber界を知った。
同時に、考察者が不在と知る。
そして僕は、ご当地Vtuber界の考察者になりたいと思ったのだ。
昼過ぎに起きると同時に、ノートパソコンを起動。
コーヒーとチョコレートをつまみ、カフェインと糖分を摂取しながら、
ご当地Vtuberのチャンネル内のアーカイブを片っ端から見る。
数時間後、あ~だこ~だ ご当地Vtuber界を考察しながら河原沿いを歩く。
日が沈むころに帰宅して、またご当地Vtuberのアーカイブを見る。
そーいや、まだ飯食ってなかったと気付いて、冷蔵庫の中から適当につまむ。
部屋の中で運動している最中も、日をまたいで朝日が昇る頃の夜食の最中も、
常にご当地Vtuberのアーカイブを見る。
起きている時間のほとんどを、ご当地Vtuber界の考察にあてた。
残りの時間は、思考力回復のための仮眠・睡眠。
そんな風に過ごしていると、自然といろいろ気づきがある。
気づきを集めて、整理する。
整理していると疑問点が浮かんでくる。
疑問点の要因を考察すると、原理原則・本質が見えてくる。
そんな風に膨大な時間と労力と思考力を使って、現段階で僕が理解している内容の中でも、
特に重要な内容をこの本にまとめた。
正真正銘、”世界初のご当地Vtuber専門書”である。
最後まで楽しんで読んでいただければ、著者として幸いだ。
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■1章:ご当地Vtuberの全体像
・ご当地Vtuberとは?
・大別すると8パターン
・「一般V=広く 浅く」「ご当地V=超狭く ちょっと深く」が、視聴者層の傾向
■2章:ご当地Vtuberの人間関係
・ご当地Vtuber界の”競争”と”共創”
・”ゆるい箱”みたいなイメージ
・特に着目すべきVTuber
イノベーター(最初期の参入者)
・茨城県:茨ひより
・愛知県名古屋市:大蔦エル
・愛知県:キミノミヤ
興味深い戦略
・沖縄県:根間うい
・新潟県:越後屋ときな
・静岡県:木ノ華サクヤ
個人運営
・埼玉県:春日部つくし
・青森県:青森りんこ
・北海道釧路市:鬼霧シアン
■3章:ご当地Vtuberのメリット・デメリット
・メリット
地元民ファンが、とてもつきやすい
一般Vtuberよりも、はるかに企業案件がきやすい
上手く ご当地の魅力を伝えられれば、それ自体が強力な差別化要素になる
・デメリット
地元民以外のファンが付きにくい。
ご当地要素×エンタメ性の両立に多くの工夫と試行錯誤が必要
・メリット・デメリットを踏まえて運営➡利益を出す
■4章:自治体(都道府県・市町村)も、ご当地Vtuberを運営する時代
・茨城県公式Vtuber 茨ひより 最下位脱出!
・自治体運営Vtuberは、現時点で15名を超える
・多くの自治体公式Vtuberが抱える課題
■5章:ご当地Vtuberの本質=最先端 地域密着型インフルエンサー
・コレクティブ・マーケティング✕バーチャル✕ご当地
・ご当地萌えキャラ・ご当地ゆるキャラがVtuber化している
・都道府県VTuberと市町村VTuberを比較
・新規参入者のレベルは上がっている傾向
■6章:ご当地VTuber界は、新しいフェーズに突入
・ご当地VTuber界は”壁”を突破した
・”個人運営Vが県公式の観光大使”という大きな転機
・「知名度が低い」「公共性が高い」VTuberへの攻撃・炎上リスク
・ご当地VTuber事務所が増加
・リアルご当地アイドルとのコラボも増える?
・VTuber界全体で地方の紹介が増加傾向→ご当地Vとのコラボ増加予兆?
■7章-1:有名な一般VTuber×ご当地
・有名な一般VTuberと ご当地コラボ事例の増加の予兆
・ご当地案件獲得への布石?「ホロライブご当地」「ホロライブ47都道府県謎解き」
・有名な一般VTuberへの地方企業・自治体からの案件事例
・案件依頼者の視点での”知名度・コスパ”
■7章-2:超有名一般VTuberが、自ら地方創生する流れが起こる?
・「ホロライブ東京観光大使」の影響
・周防サンゴ×志摩スペイン村→他の有名Vtuberによる地方名所の紹介も増える
・超有名一般VTuberの影響で、”暫定ご当地VTuber”がより増加
■8章:「ご当地VTuber×メタバース」戦略の有望性
・メタバース案内役、広報役としてご当地V(と企業系V)が増加していく
・日本初メタバース×ご当地キャラの前例
・ご当地VTuber運営企業がメタバース制作:バーチャルOKINAWA
・自治体公式メタバース×自治体公式VTuber
・超大手事務所が来ない”聖域”
・ローカルテレビ局によるメタバース&ご当地VTuber運営が増加していく
■9章:AIの影響と対策
・AI Tuberの脅威
・VTuber市場全体のレベルが上がり、超々レッドオーシャン化
・AI Tuberとの差別化➡「Vlog×ナニコレ珍百景」戦略
・逆に、AIを地方創生に活かす方法
■10章:ご当地Vtuber界を未来予測
・現状はブルーオーシャン➡徐々にレッドオーシャン化
・「〇〇系ご当地Vtuber」のように、ジャンルが細分化されていく?
・ご当地VTuberの国際化
・ご当地VtuberのXR戦略・自治体によるDAO運営
・技術革新とご当地VTuberへの影響
・バーチャル世界とリアルご当地を繋ぎ、日本再興へ
あとがき「激動の時代」
沖ノ鳥 島子さん寄稿「ご当地VtuberとAKBグループ」
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【2021年1月1日:Ver1.0発行】
【2021年12月3日:大幅加筆&修正 Ver2.0発行】
【2022年9月24日:大幅加筆&修正 Ver3.0発行】
【2023年5月10日:大幅加筆&修正 Ver4.0発行】
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