著者:井沢 元彦
ページ数:232

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下級藩士の家に生まれ、何度も島流しという不遇に遭いながら、なぜ西郷は藩内で重用され続け、維新のリーダーとなり得たのか。
その要因を薩摩国のユニークな風土、鎌倉以来の「名門中の名門」島津家の家風と歴史にまで遡りつつ解明。さらに日本の歴史教育が見落としている「朱子学中毒」という視点から、改革と弾圧とが繰り返された背景と西郷たちの苦闘の真相に迫る。
混沌とした歴史の点が線につながる、新たなる幕末維新史。

第一章 薩摩隼人のルーツ
第二章 名門・島津家の誕生
第三章 戦国大名・島津の台頭
第四章 家康が恐れた東アジア最強軍
第五章 琉球王国征服計画
第六章 亡国の朱子学
第七章「近思録崩れ」と「お由羅騒動」
第八章 島津斉彬と西郷隆盛の日本改革
第九章 奄美流罪と西郷待望論
第十章 大西郷の敬天愛人
第十一章 倒幕と最期の奉公
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