著者:スティーブ ツカラス
ページ数:58
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本書は、1970年代に人気が高まって以来、大勢の人々を引きつけてきた「ニュー・エージ・ムーブメント」(NAMと略する)を取り上げ、その教えが聖書の教えに反することを示します。
NAMは、結束のゆるいグループの集まりで、中心となる統治母体や、特定の組織的な本部がありません。その代わり、数百の「ネットワーク」により構成された複合体です。「ネットワーク」とは、NAMを構成するグループのことです。例えば、「ユニティ・スクール・オブ・クリスチャニティ」(Unity School of Christianity)、「神智学協会」(Theosophy)、「ザ・チャーチ・ユニバーサル・アンド・トライアンファント」(The Church Universal and Triumphant)や、多数の「霊媒」(spirit channelers)がグループに該当します。
したがって、NAMは少しも「新しいもの」ではありません。NAMは、グノーシス主義、オカルト、あるいは数千年の歴史をもつヒンヅーの神学的・思想的枠組みの「リバイバル」ととらえるべきものです。
なお、「正統的キリスト教」の教理の要点については、本書の著者・訳者による「キリスト教信仰のエッセンセス」を参照いただければ幸いです。
(*) ツカラス博士によると、カルトはグループを意味し、政治的、文化的、宗教的グループを包含します。狭義には、宗教的カルトを指し、しばしば、正統的なキリスト教以外の宗教的グループを指し示します。また、オカルトは、「隠れた」、「秘密の」等の意味をもつラテン語のオカルタスに由来しています。オカルトまたはオカルティズムは、人間の五感を超越した現象との関わり合いを求める試みの実践を意味し、占い(fortune telling)、魔術(magic (witchcraft))、心霊術(spiritism)、の三つのカテゴリに分類されます。
[目次]
はじめに
「音の壁」の打破
第一章 聖書
第二章 共通の土台
第三章 ニュー・エージ・ムーブメントの教理
一 汎神論
二 神
三 イエス・キリスト
四 人間、罪、そして救い
五 生れ変わり
六 霊との交信
第四章 ニューエージャへの最後の言葉
参考文献
著者
シリーズ一覧
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