著者:野々市 恭徳
ページ数:104
¥420 → ¥0
本書はVBAコードの書き方について解説することを目的としたものではないので、VBAコードの解説などは書かれていません。その代わりに、広大なインターネットにある、良質な情報に辿り着くための情報が書かれています。つまり、本書は、独習を進めるために必要となる、VBAを学習するための情報のありかを記した地図のようなものです。独習したいけれど、どこから手をつけていけばよいかわからない。とあなたが思っていらっしゃるなら、本書は一つの道標となるはずです。
改訂第2版では、いただいたご意見を元に、今日から実際に取り組んでいただけるよう、練習問題となる課題、そして、それに対する解となるサンプルを16章として用意しました。16章の内容は、一見すると、種々雑多なサンプルが並んでいるだけのように見えるかもしれませんが、16章で取り上げた課題は、実際の業務の中で、使用頻度が非常に高いものばかりをピックアップしたものです。つまり、16章で取り上げているものを組み合わせて使うだけでも、実際の業務の現場で必要とされる様々な課題を解決したり、効率化したりするのに、かなり役立つはずです。是非、本書を片手に取り組んでみて下さい。
【本書の対象者】
プログラミングを職業としているわけではない、ごく一般的な仕事に従事されている方で、仕事上、Excel VBAをマスターすることの必要性を感じ、独習でVBAに取り組んでみたいと考えていらっしゃる方。また、職業プログラマーになるわけではないけれど、VBAを使えるようになりたいと考えていらっしゃる方。
開発者として、また、職業プログラマーとしてVBAを学びたいと考えている方にとっては、本書は注目に値する書籍ではありません。同じVBAを学ぶのでも、プロ(開発者)を目指すのと、道具の一つとしてVBAを使えればいいと考えるのとでは、学習すべき事柄や、VBAに対するアプローチの仕方が全く異なります。プロを目指されている方は、他の良書をあたられることをお勧めします。
【本書に掲載のサンプルについて】
本書内ではVBAコードは記載していません。16章では各課題の解となるサンプルコードを用意していますが、それらは全て、本書内に記載のURLよりダウンロードしていただく形式となります。なお、ダウンロードできるサンプルコードは、全てExcelファイル形式となりますので、サンプルコードを参照するには、Excelマクロ(xlsm)形式のファイルを開くことができるMicrosoft Excelが必要となります。
【本書の目次】
はじめに
1.VBAとは?
2.Excel VBAを独習できる環境を用意しよう
3.Excel VBAの独習の仕方
4.Excel VBAが使えるようにしよう
5.VBAが編集できるようにしよう
6.実際にVBAを動かしてみよう
7.参考書は何を買ったら良いか?
8.さあ、何から始めよう?
9.VBA独習の進め方
10.インターネット検索を行うヒント
11.Excel VBAこれだけは学んでおこう
12.うまく進めるためのテクニック
13.エラーを乗り越える
14.良い師匠を選ぶ
15.ステップアップの仕方
16.実際にやってみよう
0)Excel VBAの基本
1)ブックに関するVBA
①ブックをオープンする方法
②既に開いているブックを選択する方法
③ブックを自動で保存する方法
④ブックに名前をつけて保存する方法
2)シートに関するVBA
①シートをクリアする方法
②シートを選択状態にする方法
③シート上のデータを並べ替える方法
④シートを追加したり削除したりする方法
⑤シートの名前を取得する方法
⑥シートのデータを別のシートにコピーする方法
⑦シートを印刷する方法
⑧特定のシートのデータのみを別ファイルに書き出す方法
⑨特定のシートのデータをPDFファイルに書き出す方法
3)行・列に関するVBA
①最終行や最終列を取得する方法
②行を挿入、削除する方法
③列を挿入、削除する方法
4)セルに関するVBA
①セルに値を設定する方法
②セルを選択する方法 Range、Cells、offset1
③セルに設定されている文字のフォントや色を変える方法
④セルにコメントを設定する方法
⑤セルに罫線を設定する方法
⑥セルの背景色を設定する方法
⑦セルの幅や高さを変更する方法
⑧セル範囲に名前を設定する方法
⑨セルにリスト(選択肢)を設定する
⑩セルに対する操作をまとめて行えるようにする With ~ End With
5)ファイルの操作に関するVBA
①指定のファイルを選択して開く方法
②指定のフォルダ配下にあるファイルを一括して開く方法
③CSVデータを特定のシートに読み込む方法
④特定のシートのデータをCSVファイルに書き出す方法
6)文字列操作に関するVBA
①文字列の操作方法(Mid、Left、Right)
②文字列検索の方法(Instr,InstrRev)
③文字列の検索方法(Find)
7)日付に関する操作
①日付を求める Date、Year、Month、Day
②一定期間経過後の日付を求める DateAdd
③日付と日付の間隔を求める DateDiff
④文字列の日付を日付型の値に変換する CDate
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おわりに
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