著者:クールジャパン研究部
ページ数:57
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解説付きだから面白い!!
浮世絵といえば歌麿、
美人画といえば歌麿、
歌麿美人は天下一!
葛飾北斎、写楽、歌川広重、歌川国芳――天才浮世絵師
と言われる画家は数多くいるものの、その中でも傑出し、
浮世絵の代名詞にもなっているのが喜多川歌麿。
その50数年の生涯は、ひたすらに浮世絵の深奥を追い続けるものであり、
ついには独自の美人大首絵のスタイルを作り出した。
そして、この美人大首絵こそ歌麿が他の浮世絵師と
一線を画している最大の要因である。
最下級の女郎から遊郭に生きた名妓、
そして水茶屋の評判娘など一般風俗の女たちまで、
あらゆる女性を描いた歌麿による美人画の中から、
特に傑作と思われるものを厳選し、解説も加えた。
喜多川歌麿の世界を存分にお楽しみいただきたい。
【喜多川歌麿 プロフィール】
喜多川歌麿は、江戸時代に活躍した浮世絵師。
代表作に、『画本虫撰(えほんむしえらみ)』、『婦女人相十品』など。
美人大首絵の先駆者で、表情や姿態を通して、
描かれた人物の感情、感覚、生理、内面までをも描き出した。
歌麿自身も『錦織歌麿新模様(にしきおりうたまろしんもよう)』で、
以下のように語っている。
「私の活筆によれば、どのように簡略に書いたとしても女性はみな西施(古代中国の美女)のように美しく魅力的なものになる。」
【目次】
まえがき
◆喜多川歌麿について
◆作品
1.四季遊花之色花 上(しきあそびはなのいろか じょう)
2.四季遊花之色花 下
3.青楼仁和嘉女芸者部 獅子 多満屋 おいと(せいろうにわかおんなげいしゃぶ)
4.青楼仁和嘉女芸者部 大万度 末ひろ屋 志満富 とミ吉
5.婦女人相十品 文読む女(ふじょにんそうじっぽん ふみよむおんな)
6.婦人相学十躰 浮気之相(ふじんそうがくじったい うわきのそう)
7.婦人相学十躰 かねつけ
8.歌撰恋之部 夜毎に逢恋(かせんこいのぶ よるごとにあうこい)
9.歌撰恋之部 深く忍恋(しのぶこい)
10.歌撰恋之部 物思恋(ものおもうこい)
11.北国五色墨 川岸(ほっこくごしきずみ かし)
12.当時全盛美人揃 越前屋内唐土(とうじぜんせいびじんぞろえ えちぜんやないもろこし)
13.青楼仁和嘉女芸者部 浅妻船 扇売 歌枕(せいろうにわかおんなげいしゃぶ あさづまぶね おおぎうり うたまくら)
14.当世踊子揃 吉原雀(とうせいおどりこぞろい)
15.富本豊雛(とみもととよひな)
16.当時全盛美人揃 瀧川
17.娘日時計 午ノ刻(むすめひどけい うまのこく)
18.娘日時計 申ノ刻
19.咲分ヶ言葉の花(さきわけことばのはな)
20.婦人泊り客之図 ①
21.婦人泊り客之図 ②
22.婦人泊り客之図 ③
23.鮑取り ①(あわびとり)
24.鮑取り ②
25.鮑取り ③
26.螢狩り ①
27.螢狩り ②
28.螢狩り ③
◆喜多川歌麿 略年譜
おわりに
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