著者:野沢 直樹
¥2,948¥0

本書は、FileMaker Proの入門者から中級ユーザーを主な対象にしています。図版を多用し、何をどのように行えば、どんな結果が出るのかということを、読者が直観的につかめるよう解説しまし、機能や操作をわかりやすく、幅広く紹介することに努めました。
また、新たにFileMaker Serverを利用したFileMaker WebDirectによるデータベース公開についてもセッティングから運用までを詳細に解説しました。

FileMaker Proでは、ユーザー自身によるデータベースの作成・改良、レイアウト変更、データのブラウズなどが自由自在に行なえます。検索、ソートなども簡単に行うことができ、求めているデータを素早く探し出したり並べ替えて表示することができます。さらにスクリプト、関数を使いこなすと、より高度なデータベースの構築も行なうことができます。
データベースの作成を人任せにしていると、何か不便な点があってもユーザー自身が改良することは難しくなります。また、入力されたデータをユーザーが十分に活用することもできません。こうした心配をFileMaker Proは振り払ってくれます。FileMaker Proはエンドユーザーの味方。ユーザー自身によるデータベースの作成、改良、運用を行うことのできるツールなのです。

さらに具体的にFileMaker Pro 13に絞って、強化・追加された機能をあげてみましょう。
Starter Solutionの改善、テーマ機能の向上、フィールドを追加するためのフィールドピッカー、ポップオーバーボタン、スライドコントロールなどの便利なインタラクティブなレイアウト機能の追加、FileMaker Goとの連携の強化などがあげられます。
さらに先ほどもあげましたが、FileMaker Serverを利用した FileMaker WebDirectによるデータベース公開があります。これはFileMaker Serverを使用することにより、FileMaker Pro13 で作成したデータベースをほぼ同じインターフェースと操作性のまま、Webブラウザから使うことのできる画期的な機能です。
紙幅の都合上、すべての特長を書くことはできませんが、FileMaker Proはここに来てさらにブラッシュアップされたことを強く感じます。

FileMaker Proは1つのヒントがあれば、ユーザーの工夫次第で大きく変わります。本書が読者の皆様のスキルの向上に役立つことができれば幸いです。

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