著者:犬宰治
ページ数:154
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「入間失格」あらすじ
――恥の多い生涯を送ってきました。
「私」は社会の歯車となる人生に嫌気がさしていた。抑圧的な上司と、終わる事のない激務に追われ、人生の意義を見出せなくなっていた。
ある日、彼の目の前には一人の少女が現れる。人形のように完璧な美貌と無垢さを持つ女子中学生は、その純粋さゆえに、「私」を徐々に背徳の闇に引きずり込んで行く。
仕事のストレスで抗欝剤の虜となった「私」は、幻覚と見えざる欲望に突き動かされ……。
「入間失格第弐篇 雨とカーネーション」あらすじ
――恥の多い生涯を送ってきました。
華族の出身である入間家の長女、入間千佳は何一つ不自由しない人生を歩んできたが、名家の長女という十字架を背負って生きてきた自分の人生というものが、大人になるにつれて嫌になっていきていた。次々と言い寄る男達に目もくれず、彼女は独り近所にある桜の木に、人生の意義を問いかけていた。
ある日桜の木は無常にも切り倒され、心の支えを失った千佳は失意の底に落ちる。
桜の木と入れ替わるように、切り株の前に立っていた青年に一目惚れした千佳は、彼の生涯の伴侶となる事を誓った。
愛する人に言い寄る女性を姦計で陥れた千佳であったが、自分のものになるはずの彼は殺人を犯した上に、中学生の妹である千代と交わり、精神障害者として遠く離れた所で監禁されてしまう。
再び失意の底に叩き落された千佳は、今まで自分に十字架を背負わせ続けてきた人生に対して復讐をしようと決意する。自暴自棄になった彼女は、風俗嬢となってボロ切れのような人生の終焉を遂げようと渇望する。
風俗店の待合室で、千佳はレインという名の不思議な女と出会った。
レインの口から語られる哀しい物語の真相とは? そして、レインと別れた後にもおさまらない、この胸の疼きとは?
雨が降らないと虹は輝く事はできない――彼女はそう教えてくれた。
著者既刊
入間失格
入間失格第弐篇 雨とカーネーション
プロミス・リング
紅い雨、晴れてのち虹
ドス黒純文学の書き方
青春を捧げた部活を小説にする方法
斬
ワールド・ウォー・わなび
KY
ブラックな短編集
著者ブログ:http://artofdestruction.blog.fc2.com/
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