著者:G. マクラッケン
ページ数:451

¥998¥0

安全で炭酸ガスを出さずに資源も豊富にあるエネルギー源が今日ほど渇望されている時代はありません。それは人口増加、エネルギー消費の増大、地球温暖化、環境、エネルギー資源をめぐる国際的な問題が顕在化しているからです。核融合発電が実現できれば、上述のすべての要請を満たすエネルギー源の恩恵を人類が共有することができます。本書は、錬金術から説き起こして核変換によるエネルギー解放の発見の経緯、ひいてはそれがビッグバン以来138億年の宇宙の歴史の中で果たしてきた役割に説き及んでいます。その上で、1940年代からの地上での核融合研究開発の歴史を分かりやすくまとめたものが2004年に刊行された本書の初版です(和訳、2005年刊)。これは世界で高い評価を得てきましたが、日本、欧州、米国、ロシア、中国、韓国、インドの協力で南仏に核融合実験炉の建設が進行しているなど大きく進展している状況に鑑みて、2013年に第2版が出版されました。本書はその和訳です。読者は、核融合研究の揺籃期から現在にいたるまでの科学技術者たちの苦心のあとをたどって知的興奮を覚えるとともに、夢、希望と挑戦に満ちた未来に思いを馳せることができるでしょう。日本はその探求の先端を引張ってきましたので、特にこれから研究分野を決めようとしている若い人たちに是非読んでいただきたい本です。

シリーズ一覧

  • 同シリーズの電子書籍はありませんでした。

 

  Kindle Unlimitedは、現在30日間無料体験キャンペーンを行っています!

この期間中は料金が980円→0円となるため、この記事で紹介している電子書籍は、すべてこのKindle Unlimited無料体験で読むことが可能です。

Kindle Unlimited 無料体験に登録する