著者:牧野武文
ページ数:74
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カーナビ、スマートフォンなどで、だれもが便利に使っているGPS。「電波灯台を宇宙に打ちあげれば、全地球的な測位ができる」という発想は、ミサイル誘導を研究している二人の研究者から生まれた。それは、スプートニク1号打ちあげのニュースを耳にして、人工衛星の信号をいちばん乗りで受信しようという“お遊び”から始まった。スプートニク1号の信号がドップラーシフトをしていることに気がついた二人は、そのデータを元にスプートニク1号の軌道が計算できるのではないかと気がついた…。GPSの前進であるトランシット測位システムが生まれるまでの物語。図版26点収録。
目次
宇宙に打ちあげられた灯台
GPS衛星は時報を発している
相対性理論により進むGPSの時計
3次元測位をするのに必要な4つ目のGPS衛星
GPS衛星で時刻合わせをする
受信機の時計が不正確でも測位ができる仕組み
拡張されていくGPS技術
古来から頭の痛い問題だった経度の測定
8つの電波灯台で地球をカバーするオメガ
大陸間弾道弾を開発するソビエト連邦
米国民を恐怖させるためのスプートニク1号
スプートニクショックで目覚める米国
ミサイル誘導システムを研究していた二人
スプートニク1号の信号を最初に受信しよう!
これがほんものだと証明するには…
スプートニク1号の軌道が決定できるかもしれない!
専門家をだしぬいた二人の軌道計算
逆の計算はできないか?
核戦略の見直しが必要になった米国
潜水艦から核ミサイルを発射しよう!
海軍に採用されたTNS
今に引き継がれる宇宙灯台のアイディア
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