著者:掌田 津耶乃
ページ数:217
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サーバーサイドJavaを覚えよう! そう思い立って勉強した人の多くが、結局は何も作ることなく終わってしまう。その最大の原因は、「培った技術を活かせる場がない」という点に実はあるようだ。
一所懸命に勉強して、とりあえずJavaでサーバープログラミングできるようになった。けれど、どこのレンタルサーバーもJavaはサポートしてない。といって、自分でJavaサーバーを立てて運営するのはとんでもなく大変だ。結局、覚えただけで使うことなく終わってしまう。……それでは学ぶ意味がない!
だが、心配無用。昔はいざしらず、今は「Google App Engine」がある。
Google App Engineは、誰でも登録するだけで無料でサーバーアプリを公開できるクラウド環境だ。こいつを使えば、Javaで開発したプログラムを公開し、誰でも使えるようにできる。使い方も、用意された開発ツールを使えば、プログラミングからデプロイ(アプリの公開)まで簡単に行える。面倒なサーバーの管理運営はすべてGoogleがやってくれる。何ら専門的な知識を必要とせずにサーバー開発ができるのだ。
サーバーサイドJavaを学ぶなら、まずは「実際に使える場」をきっちり確保しておくべし。Google App Engine環境を用意し、そしてサーバーサイドJavaを学ぶ。これがサーバーJava学習における「最強の入門」なのだ!
<<目 次>>
1.開発の準備を整えよう
サーバーサイドJavaってどこで使えるの?
Tomcatの功罪とは?
クラウドが時代を変えた!
Google App Engineの時代へ!
GAEって、どんなもの?
用意するものは?
GoogleとGAEの準備をする
JDKのインストール
Eclipseの用意
SDKとGoogleプラグインのインストール
2. Webアプリケーションを作ろう
Webアプリケーションってどういうもの?
GAEにアプリケーションを用意する
プロジェクトを作成する
プロジェクトの構成を理解しよう
「war」フォルダの構成
Webアプリを実行する
GAEのXML設定ファイルについて
Webアプリをデプロイしよう
Google App Engineで確認しよう
3. JSP(Java Server Pages)を使おう!
Java Server Pagesとは?
JSPファイルを編集しよう
JSPのタグを使ってみよう
その場で実行してみる!
赤い×マークが表示されたら?
長いコードを実行させよう
暗黙オブジェクト「out」について
メソッドとフィールドを定義してみよう
4. クライアント=サーバー間の値の受け渡し
クエリー文字列で値を受け取る
フォームの送信
Ajaxを使ってJSPから情報を受け取る
受け取ったデータのエスケープ処理
5. セッションとクッキー
クッキーの基本操作
クッキーを使ってみる
セッションの利用
セッションを利用してみる
6. サーブレットを作ろう
サーブレットとJSPの違いって?
サーブレットのバージョンについて
サーブレットの基本コードを理解しよう
web.xmlにサーブレット情報を登録する
超簡単なサーブレットを書いてみよう
新たにサーブレットを作るには?
サーブレットにアクセスしよう
覚えておきたいサーブレットの基本処理
7. サーブレットとJSP/HTMLのやりとり
HTMLからサーブレットへフォームを送信する
Ajaxでサーブレットにアクセスする
JSPにフォワードして結果を表示する
リダイレクトを利用して結果を表示する
アプリケーションに値を保管する
8. JPAとデータストア
JPA/JDOとデータストア
データモデルクラスの作成
persistance.xmについて
EntityManagerFactory取得クラスの作成
※JPAによるデータ取得の流れ
Ajaxでアクセスするためのライブラリの用意
index.htmlの作成
9. CRUDを作成しよう
データの新規作成
JPAによるオブジェクトの永続化
データの編集・更新
オブジェクトの更新処理
オブジェクトの削除
データストアのオブジェクト削除処理
※本書は、入門ドキュメントサイトlibro(http://libro.tuyano.com)の掲載記事を元に図版などを追加、最新バージョンに合わせて加筆修正したものです。
※著者について
掌田津耶乃(しょうだつやの)。日本初のMac専門月刊誌「Mac+」の頃から主にMac系雑誌に寄稿する。ハイパーカードの登場により「ビギナーのためのプログラミング」に開眼。以後、Mac、Windows、Web、Android、iOSとあらゆるプラットフォームのプログラミングビギナーに向けた書籍を執筆し続ける。(著者プロフィールより)
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