著者:大川 善邦
ページ数:310

¥552¥0

MATLABは、数学のソフトウエア、です。微分方程式を与えると、それを解いて、グラフ、に表示します。
MATLABに、Simulinkを、追加すると、画面上に、アイコンをドラッグして、問題を組み上げ、計算を実行することができます。
Simulinkは、数値計算の世界に、ビジュアルな技法、を導入したソフトウエア、と言えます。
MATLABは、企業の設計部門などにおいて、盛んに、使われています。最重要のツール、です。サポート体制も充実していますが、価格も高価で、個人が、勉強用に購入する、など、できません。
ところが、最近、Homeエディション、が発売になり、MATLABとSimulink、は、およそ、2万円程度(2016年7月現在、The MathWorks社のホームページを参照してください)で、購入できます。
もちろん、サポートは、ゼロ、ビジネス利用は、できません。

このような状況の変化に呼応して、Simulinkを勉強したいという学生や、若いエンジニアのために、Simulinkのテクニックを、平易に、述べました。
本書の目次、を、以下に、紹介します。

まえがき

1章 システムの準備
1.1 はじめに
1.2 システムのインストール
1.3 サンプルの実行
1.4 サンプルの再構成
1.5 ドキュメント

2章 Simulinkのブロック
2.1 はじめに
2.2 ブロックの分類
2.3 Commonly Used Blocks
2.4 Continuous
2.5 Dashboard
2.6 Discontinuities
2.7 Discreet
2.8 Logic and Bit Operations
2.9 Lookup Tables
2.10 Math Operations
2.11 Model Verification
2.12 Model-Wide Utilities
2.13 Ports and Subsystems
2.14 Signal Attributes
2.15 Signal Routing
2.16 Sinks
2.17 Sources
2.18 User-Defined Functions
2.19 Additional Math & Discrete

3章 モデリング
3.1 はじめに
3.2 演算ブロック
3.3 論理演算ブロック
3.4 Sineブロック
3.5 Cosineブロック
3.6 Tangentブロック

4章 微分と積分ブロック
4.1 はじめに
4.2 Integratorブロック
4.3 Integrator Second-Orderブロック
4.4 Derivativeブロック
4.5 微分して積分

5章 離散系のブロック
5.1 はじめに
5.2 Zero-Order Holdブロック
5.3 First-Order Holdブロック
5.4 Discrete FIR filterブロック
5.5 Discrete-Time Integratorブロック
5.6 Discrete Derivativeブロック
5.7 Discrete Transfer Fcnブロック
5.8 Discrete PID Controllerブロック

6章 電子回路の解析
6.1 はじめに
6.2 RC回路
6.3 伝達関数
6.4 RL回路
6.5 RLC直列回路
6.6 RLC並列回路
6.7 演算子法
6.8 状態空間モデル

7章 運動の解析
7.1 はじめに
7.2 重力による自由落下
7.3 空気の抵抗
7.4 バネの運動

8章 制御系の解析
8.1 はじめに
8.2 ロケットの速度制御
8.3 速度の比例制御
8.4 PID Controllerブロック
8.5 ロケット位置のPID制御
8.6 バネ系のPID制御
8.7 状態空間モデル
8.8 離散制御系

あとがき
参考資料

The MathWorks社は、学生に限定して、MTALAB、Simulink、などが入っているCD、を発売しています。値段は、1万円程度、です。ただし、この場合の、学生、には条件が付いています。購入する際には、この条件を満足しているかどうか、十分に、チェックしてください。

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