著者:マガジンハウス
ページ数:96

¥587¥0

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まず、ここに並ぶのは虎屋謹製12か月の上生菓子。
古来、日本では季節の意匠や年中行事、想いをお菓子に映してきました。
和菓子は見た目にも味にも“余韻”や“余白”が重要。
奥ゆかしさこそ、日本文化の真骨頂なのです。
今夏、NYブルックリンでは「レインドロップ・ケーキ」なる「水信玄餅」に激似のお菓子を求めて、大行列が出来た。素材は寒天とミネラルウォーター。
ぷるぷるした透明の球体に、黒蜜ときな粉を絡めて食べる。植物性素材で作る和菓子は、健康コンシャスな外国人にも受けが良い。そして季節限定。
かつその場に出かけなければ食べられないイベント性が、甘党たちを刺激している。
東京では虎屋 専務の黒川光晴さんが「TORAYA CAFE・AN STAND」を展開。
「餡」を「AN」に変換することで和洋の垣根を飛び越えた。
また空也5代目 山口彦之さんは新たなもなか「ななつほし」を開発。
お披露目はパリで行う。伝統世界の「甘党」たちは着実に新時代を切り開きつつある。
我々が「パンケーキだスイーツだ」と大騒ぎしている間に、世界は和菓子のジャパン・クオリティに注目している。
どら焼き、大福、寒天、飴、かりんとうなどなど……、完全保存版「日本全国銘菓BOOK」もついてます。
1冊トータルでは、季節限定、定番お菓子260個が登場します。
「甘党です!」と胸を張る人たちと作った1冊です。
取り寄せマークも付いて便利です。
そろそろ和菓子、始めませんか。

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