著者:金矢 真美
ページ数:104
¥583 → ¥0
読書の秋、新たな「知」にチャレンジしよう。
<中学生・高校生のみなさんへ>
英語の教科書を読むときは、単語を調べ、熟語を調べ、訳している間に
内容がさっぱり…?ということはありませんか。
本書で学ぶのは「小説の読み方」。
小説の仕組みや、作者の考え方を知ることで
その小説がより面白くなる体験をぜひこのシリーズで味わってください。
<出版社より>
海外小説がとにかく大好き。そして英語で読んでみたい―。
「ベンツ教授の英語で読む短編小説」は、代表的な近代イギリス人作家の短編小説を、簡単な日本語解説を読んだあとに、原文で読んでみる本です。解説をしてくれるのは、フント大学フレンチ・ブルドッグのベンツ教授。いったん覚えた味とにおいは忘れない、そんな教授の講義をお楽しみください。
<ベンツ教授より>
みなさん、こんにちは。わたしの連続講義では「小説の読み方」を学んでいただきます。ところでご存知かな、実は英語のnovelは長いものしか指さないことを。「短編」はふつうshort storyと言って、別もの扱いです。ですから、私の講義では「おもしろい小説(novel)もたくさんあるけれど、それは長いからまず短くておもしろい短編(short story)に接してみよう!」というのが第一目標です。
今回取り上げる英文学の大御所チェスタトンは、ユニークな探偵「ブラウン神父」の生みの親です。小柄で素朴なブラウン神父が、大泥棒に狙われる「青い十字架」はミステリーファンならご存知でしょう。何?知らない?では、ご一緒に読んでみましょう。
第1回 G.K. チェスタトン「青い十字架」(「ストーリー」と「プロット」について)【本書】
第2回 E.M. フォースター「天国行きの乗合馬車」 (「二項対立」「幻想」について)
第3回 高橋教授の対訳つき「天国行きの乗合馬車」(日本語・英語対訳リンクつき)
第4回 コナン・ドイル「花婿失踪事件」(注釈付き)
第5回 コナン・ドイル「サセックスの吸血鬼」(注釈付き)
第6回 探偵小説の定型を探る―再読「サセックスの吸血鬼」(物語論)
第7回 探偵小説の定型を破る―再読「青い十字架」(対句、押韻、撞着、逆説)
第8回 ウィルキー・コリンズ「ブラックコテージ包囲攻撃」(注釈付き)
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ペットの教授や学生が大活躍?!「知は力なり!」シリーズは、各分野の専門家が解説してくれる新しいスタイルの入門書。
フント大学、ルーカス教授の「音楽教育エル・システマ」シリーズ、なつ教授の「霊長類学入門」シリーズ
カッツェン大学、シャムス教授の「考古学入門」シリーズ、むぎ教授の「Music for Peace」シリーズもよろしく!
シリーズ一覧
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