著者:地球の歩き方編集室
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ニウエ島はトンガ王国のババウ諸島の東386kmに位置している。面積259平方kmの世界で最も小さな自治領。島は太古の珊瑚礁の隆起によってできたため、海岸線は複雑に入り組んでおり、奇岩怪石の名所として知られる絶海の孤島である。島の海岸にはいくつもの鍾乳洞や、珊瑚礁の裂け目ギャザムが見られ、島の中央には俗にマカテアと呼ばれる隆起サンゴの台地が広がっている。島の南部の内陸にはフバル・フォレストと呼ばれる熱帯雨林があり、わずかではあるが白砂のビーチ、ラグーンも見られる。このように、ニウエは島が小さいにもかかわらず、ほかの太平洋の島々に見られるいくつもの特徴がぎっしり詰まっており、地質学上においても重要な島といえる。気候は4~11月の乾季と、12~3月の雨季に大きく分けられる。雨季はときとして大きなハリケーンに見舞われるので、くれぐれも注意が必要だ。ベストシーズンは南東からの貿易風が涼をもたらす5~10月。

ウォリス諸島およびフトゥナ諸島は地理的にまったく異なる性質をもっている。ウォリス諸島はサモアのサバイィ島の西300kmほどの海域に位置する珊瑚礁の島々。ウォリス諸島とはいっても、実際にはほとんど完全なリーフに囲まれたラグーンの中に、主島のウベア島Ile Uveaといくつかのモツと呼ばれる小島が点在しているだけだ。中心に位置するウベア島の北寄りにヒヒフォ国際空港があり、東海岸のほぼ中央にウォリスおよびフトゥナの首都マタ・ウツがある。
フトゥナ諸島はフィジーのバヌアレブ島の北東250kmほどの海域に位置するふたつの火山島。フトゥナ島とその半分ほどの大きさのアロフィ島で形成されている。 ウォリス諸島とフトゥナ諸島は200kmほど離れている。気候はウォリスが4~9月の乾季と10~3月の雨季、フトゥナが5~11月の乾季と12~4月の雨季に分けられる。両方の島を一緒に訪れるなら、ベストシーズンは5~9月ということになる。雨季、特に12~2月はハリケーンに襲われる可能性もある。

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