著者:星 飛雄馬
ページ数:183
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自分の役に立つ、自分に合った仏教書を見つけることができるでしょう!
(まえがき より)
職業柄か、よく「仏教について知りたいのですが、まず最初の一冊にはどれを読んだらいいですか?」「仏教の瞑想について書かれた本で、おすすめのものはありますか?」といった質問を受けることがある。
そのような時、簡単に返答をするのは容易ではない。なぜなら、質問者の仏教への理解度に応じておすすめの入門書といったものは変わってくるからである。なおかつ、仏教は現在世界中に広まっており、おすすめの瞑想の本と言われても、どのような宗派の仏教かによっても異なるからである。
本書はそうした、「自分にとって参考になる仏教書を見つけたい」と思っている読者のニーズに応えるために書かれたものである。
まず、第一章の「仏教概論」では、「入門編」と「中級者向け」の二つのレベルに分け、仏教を学ぶ上での基本的な知識が学べる本をリストアップした。
第二章から第九章は、それぞれ世界の地域別に分け、それらのエリアで名著とされている仏教書を紹介した。
第十章はテーラワーダ仏教の聖典とされる三蔵経典の翻訳書、第十一章は仏教史の本、そして第十二章は仏教辞典と、より深く仏教を学びたいと思ったときに座右にあると心強い本を選んだ。〔中略〕
本書が、仏道修行をする方々にとって、少しでも役に立つことを願う。
目次
はじめに
第一章 仏教概論
入門編
アルボムッレ・スマナサーラ、イケダハヤト『仏教は宗教ではない』
プラユキ・ナラテボー、イケダハヤト、ヒビノケイコ『自由になるトレーニング』
魚川祐司『だから仏教は面白い!』
アルボムッレ・スマナサーラ『仕事でいちばん大切なこと』
中級者向け
佐々木閑『ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか』
吉村均、三木悟、岩井昌悟『現代仏教塾I』
魚川祐司『仏教思想のゼロポイント』
藤本晃『悟りの4つのステージ』
香山リカ『マインドフルネス最前線』
第二章 タイ仏教
プラユキ・ナラテボー『「気づきの瞑想」を生きる』
プラユキ・ナラテボー『苦しまなくて、いいんだよ。』
プラユキ・ナラテボー『仕事に効く!仏教マネジメント』
プラユキ・ナラテボー『自由に生きる』
プラユキ・ナラテボー、篠浦伸禎『脳と瞑想』
カンポン・トーンブンヌム『「気づきの瞑想」で得た苦しまない生き方』
パイサーン・ウィサーロ『心が自由になる、初期仏教30の説法』
アーチャン・チャー『[増補版]手放す生き方』
アーチャン・チャー『無常の教え』
アチャン・チャー『アチャン・チャー法話集 第一巻 戒律』
ブッダダーサ比丘『呼吸によるマインドフルネス』
ポー・オー・パユットー『テーラワーダ仏教の実践』
ポー・オー・パユットー『仏法の思考と実践』
ポー・オー・パユットー『仏法』
第三章 ミャンマー仏教
天野和公『ミャンマーで尼になりました』
西澤卓美『仏教先進国ミャンマーのマインドフルネス』
西澤卓美『いろいろ悩みがあったので、西澤さんに訊いてみた。』
ウ・ジョーティカ『ゆるす 読むだけで心が晴れる仏教法話』
ウ・ジョーティカ『自由への旅 「マインドフルネス瞑想」実践講義』
ウィリアム・ハート『ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門』
マハーシ・サヤドー『ヴィパッサナー瞑想』
マハーシ長老『ミャンマーの瞑想 ウィパッサナー観法』
サヤドー・ヤウェイヌエ『慈しみの思考』
第四章 スリランカ仏教
バンテ・ヘーネポラ・グナラタナ『マインドフルネス』
バンテ・ヘーネポラ・グナラタナ『マインドフルネスを越えて』
バンテ・ヘーネポラ・グナラタナ『8マインドフル・ステップス』
アルボムッレ・スマナサーラ『ブッダの聖地』
第五章 ベトナム仏教
ティク・ナット・ハン『ブッダの〈気づき〉の瞑想』
ティク・ナット・ハン『ブッダの〈呼吸〉の瞑想』
第六章 アメリカ仏教
ラリー・ローゼンバーグ『呼吸による癒し』
第七章 チベット仏教
『サンガジャパンVol.24』
ツルティム・ケサン、正木晃『チベット密教』
中沢新一『チベットの先生』
第八章 中国仏教
柳田聖山、梅原猛『無の探求「中国禅」』
小川隆『『臨済録』 禅の語録のことばと思想』
第九章 日本仏教
ネルケ無方『迷える者の禅修行』
角田泰隆『道元入門』
角田泰隆『坐禅ひとすじ』
横尾忠則『坐禅は心の安楽死』
井上義衍『禅 もう迷うことはない!』
井上義衍『禅話プロローグ』
井上貫道『井上貫道老師提唱録』
原田雪溪『宝鏡三昧普説』
川上雪担『雪担老師語録』
釈徹宗『法然親鸞一遍』
第十章 三蔵経典
経蔵(Sutta-piṭaka)
長部(Dīgha-nikāya)
片山一良訳『長部(ディーガニカーヤ)』
アルボムッレ・スマナサーラ『沙門果経』
アルボムッレ・スマナサーラ『成功する生き方 「シガーラ教誡経」の実践』
中部(Majjhima-nikāya)
片山一良訳『中部(マッジマニカーヤ)』
相応部(Saṃyutta-nikāya)
片山一良訳『相応部(サンユッタニカーヤ)』
小部(Khuddaka-nikāya)
正田大観訳『小部経典』
アルボムッレ・スマナサーラ『心に怒りの火をつけない』
アルボムッレ・スマナサーラ『ブッダの「慈しみ」は愛を超える』
論蔵(Abhidhamma-piṭaka)
正田大観訳『清浄道論』
アルボムッレ・スマナサーラ、藤本晃『ブッダの実践心理学』
第十一章 仏教史
宮元啓一『わかる仏教史』
平川彰『インド仏教史』
小川隆『禅思想史講義』
末木文美士『日本仏教史』
佐藤哲朗『大アジア思想活劇』
『別冊サンガジャパン1 仏教瞑想ガイドブック』
第十二章 仏教辞典
ポー・オー・パユットー『ポー・オー・パユットー仏教辞典(仏法篇)』
『別冊サンガジャパン2 タイ・ミャンマー人物名鑑』
あとがき
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