著者:岡田 斗司夫
ページ数:112

¥980¥0

日本中にムーブメントを起こした『シン・ゴジラ』とはいったい何だったのか?
『エヴァンゲリオン』の庵野秀明は、なぜゴジラ映画を作らなければならなかったのか?
『シン・ゴジラ』によって、これから日本映画はどう変わっていくのか?

ガイナックスの創業者であり、オタキングとして知られる岡田斗司夫が、『シン・ゴジラ』の深層構造をえぐり出します!
劇場版で見た人も、見なかった人も、これからBlu-ray/DVDを見る人も、本書を読めば『シン・ゴジラ』、そして映画の見方がきっと変わります。

■目次
◎第1章 『シン・ゴジラ』を必ず見なければいけない5つの理由
・見るべき理由① 実写化映画の失敗を覆した庵野秀明と樋口真嗣
・見るべき理由② 「ダメ演技の壁」を破った演出の力
・見るべき理由③ これまでよりも桁違いにカッコよく強いゴジラ
・「ゴジラの強さ」に必要な「自衛隊の強さ」を描いた
・見るべき理由④ 会議室シーンをはじめ、見せ方がカッコいい!
・ゴジラをカッコよく見せる、ジャストなサイズ感とは
・制限がもたらしたスピーディーなカット割りと、「ラップ」っぽいセリフ
・見るべき理由⑤ 見に行かないと面白い映画が作られなくなる!
・怪獣が週に1回見られるようになった1966年
・テレビの『ウルトラマン』が映画館の怪獣を倒した
◎第2章 『シン・ゴジラ』の致命的な5つの欠陥
・『シン・ゴジラ』は怪獣映画として95点だが、映画としては65点
・致命的な欠陥① 謎の牧悟郎とIQの低い登場人物たち
・致命的な欠陥② 『エヴァンゲリオン』第0話を作ってしまった
・致命的な欠陥③ CGが中途半端すぎる
・致命的な欠陥④ 見たことがない「美しい」シーンがなかった
・致命的な欠陥⑤ テーマに嘘があった『シン・ゴジラ』
◎第3章 『シン・ゴジラ』の深層構造を解剖する
・日本映画の長所は「役者の顔が面白い」ところ
・情報のポトラッチになっているテロップの面白さ
・カメラのアップが作る役者の緊張感
・4つの層でできた『シン・ゴジラ』
・ゴジラ映画は子供向け? 大人向け?
・テレビの「ゴジラ祭り」のラインナップが微妙な理由とは?
・自衛隊が撤退する時に鳴るピーという音は何を意味している?
・第2形態ゴジラのエラから出た血が意味するものとは?
・ゴジラ映画なのにどうして『エヴァ』の音楽がかかる?
・「ゴジラが東京に上陸する」本当の理由とは?
・ラストの矢口のセリフが表していることとは?
・なぜ主人公とヒロインは二世政治家なのか?
・ゴジラの尻尾から生まれてエヴァンゲリオンへと繋がっていく
◎第4章 庵野秀明はなぜ『シン・ゴジラ』を作ったのか?
・『シン・ゴジラ』でこれからの日本映画はどう変わるか?
・『シン・ゴジラ』の役者はなぜうまく見えるのか?
・バラエティ番組の声優やコスプレはなぜ「痛い」?
・アニメや映画に登場する核兵器
・原爆を落とすべきだったのか、ダウンフォール作戦をとるべきだったのか?
・『シン・ゴジラ』で核兵器はどんな意味を持っているのか?
・広島と沖縄、『シン・ゴジラ』で語られる思想
・庵野秀明は『シン・ゴジラ』ですべてをさらけ出した
◎第5章 Blu-ray/DVD版『シン・ゴジラ』鑑賞ガイド
・『シン・ゴジラ』はアニメだ
・アニメ的にデフォルメした庵野秀明ならではのCGの使い方
・旧ゴジラに対する真摯なリスペクト
・やっぱり「在来線爆弾」はスベっている!
・海外ではまったくウケなかった『シン・ゴジラ』

■著者:岡田斗司夫(おかだ・としお)
1958年大阪府生まれ。社会評論家。1984年にアニメ制作会社ガイナックスの創業社長をつとめた後、東京大学非常勤講師に就任、作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。2010年に「オタキングex」(現FREEex)を立ち上げる。レコーディング・ダイエットを提唱した『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)が50万部を越えるベストセラーに。その他、多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を越える。

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